〜罪や犯人ではない〜
これまでにも、
娘の隣の小学校の生徒、
私の元同僚の旦那さま、
友達の職場の同僚、
顔は知らない人だけど、知人や友人から陽性になった人の話は聞いてきました。
その度に、感染した人はどんな症状で、濃厚接触者はどんな行動を取ったのか、といった話を聞き、そのリアルな内容に恐怖感を覚えていました。
同時に、いつかは自分の身近な人、家族もしくは自分が感染する日がくるかも・・・と覚悟はしてきました。
そしてついに、親族から陽性反応が出ました。
別居している人なので私や私の家族は濃厚接触者ではありませんが、気持ちは近い存在なので、私はこれまでにないショックを受けました。
感染したのは、真面目な性格でしっかりと感染対策をしていたと思われる若者です。
そしてすべての濃厚接触者は陰性と結果が出たため、感染経路は不明となりました。
それは自分の感染対策のどこが足りなかったのかを知ることはできないということです。
幸いにも軽症で容態は安定していますが、心の不調はこれからだろうと思うのです。
真面目な人ほど、家族や身近な人たちに心配や迷惑を掛けたことに罪悪感を感じ、自分の予防が足りなかったことを責めるでしょう。
これからは二度と感染しないように対策をしっかりしなくてはと、過剰に消毒をするかもしれません。
本人のショックはどれほど大きいのかと思うと、心が痛みます。また見守る家族も辛いだろうと思うのです。
そう思うほど、見えないウィルスに感染してしまった見えない心の傷もケアしていく必要があると思うのです。
まぁ路上飲みをしている人たちは別ですけど、それは一部の人たちで、多くの人たちは日々我慢して自粛をしています。
それでも感染した人たちには、自分を責めないで欲しいと伝えたいです。
できる限りの対策をしても感染するリスクはゼロにはなりません。誰もがいつでも感染する可能性があります。
感染経路を追うことは必要ですが、犯人探しになってしまわないようにしたいです。感染は罪ではありません。
そして早く緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除され、コロナが収束へ向かうことを切に願っています。