〜お雛様が大活躍〜
今年のひな祭りは過ぎましたが、雛人形の話題です。
近年、毎年のように街で見かけたあるお雛様がずっと気になっていました。
そのお雛様たちは、将棋をしたり、本を読んだり、掃除をしたりしているのです。
今年は瀬戸市のお土産品売り場で、お土産品のミニチュアを持ってお菓子を宣伝している三人官女で会いました。
飾られているお雛様とは違うポーズや顔の向きをしていて、その生き生きとした姿が忘れられないでいたら、そのお人形を作っている人たちを見つけました!
とてもおもしろいのでご紹介します。
このお内裏様は「イクメン」です!(HPより)
お雛様に代わって赤ちゃんを抱いています。
これは「福よせ雛プロジェクト」といい、
飾られなくなったお雛様を全国より集めて、こうしてポーズを付けて新たな役目を生み出し地域づくりに役立てるという活動です。平成21年に発案されました。
雛人形は職人技で作られているたいへん豪華なお人形ですから、家庭で飾られなくなっても手放せずに、何年も保管されたままというケースも多いです。
そのお人形たちに、新しい活躍の場を作るこのプロジェクトは素晴らしいアイデアですね!
ひな祭りの時期になると、全国各地で「福よせ雛」が開催されています。
開催地にはフランスもあり、右大臣や左大臣が英字新聞を読んでいます。(HPより)
このプロジェクトが素晴らしいのはもちろんですが、お人形のお世話や企画運営をしているスタッフはボランティアというのも感激です。
日本の伝統文化を継承しながら、新しい価値を加えていく。
それはお人形を作った職人さんや、孫の成長を願って購入した人たちにとってはもちろん、お人形さん自身もきっと嬉しいことと思います。
平安時代の人たちが現代の生活に溶け込んでいる様子がとてもおもしろいですね。
来年のお雛様シーズンには、いろんな地域へこの福よせ雛を見に行きたいと思います。