~泣いてもいいよ~
小学一年生になった娘は、毎朝笑顔で家を出て、笑顔で帰ってきます。
次の日は学校で何をするのかを楽しみにしながら、自分で教科書をいそいそと準備しています。
そして土曜日は私が仕事のため、放課後等デイサービスを利用しています。これは発達に遅れや障害のある子どもが利用する福祉サービスです。資格保有者が子どもの特性に合わせて一日預かり、支援をしてくれます。公園に行ったりランチ作りをしたりと、家庭や学校とはまた違う経験をしています。
こうして過ごす小学校生活を1週間終えた先週末の土曜日の出来事です。
いつものように私が仕事から帰ると、娘の方が一足先に放課後等デイサービスから戻っていてパパとゲームをしています。いつもの流れです。でもこの日は少し違いました。
私が帰って玄関に入るとすぐに、「ママ~さみしかった~~。」と言いながら、涙をぽろぽろとこぼしながら駆け寄ってきました。毎日とっても楽しそうにしているので私は驚いて抱きとめると、しばらく泣いていました。
私は泣いている娘に「今日も頑張ったね。泣いてもいいよ。」と声を掛けると、じきに泣き止んでいつもの元気に戻りました。
落ち着いてから話を聞くと、今日もとても楽しかったと言います。小学校も放課後等デイサービスも楽しいと言います。悲しいことや辛いことがあったわけではないようです。
でも新しい環境の中で、娘なりにいろいろと頑張っているんですね~きっと。だから家に帰ってすぐにママに甘えたかった。なのにママの帰りは自分より1時間遅くて、その間ずっと我慢していた分、涙が出てしまったのでしょう。
そんな娘の姿を見ながらパパは、「やっぱりママじゃないとダメなんだな~。」と一言。そうなのね。やっぱり自分のすべてで甘えるのはママなんだと、私も改めて思いました。
でも一年生は、頑張るところと甘えるところが違うことをわかっています。
しっかりやる時、泣いてもいい時、それがわかっています。
だから大丈夫! 頑張れ一年生!!!