~テストで点を取る訓練は教育ではない~
小学一年生の娘を持つ平凡な母です。
公立小学校の授業は、9:00~14:40までの間に5限あります。そして16時ごろに家に帰ってからは宿題をやります。宿題は30程度で終わるり、その日に学校で習ったことを復習します。
このほかに公文や塾に通っている子もいますが、娘はやっていません。
娘の勉強時間は日本の平均的なものだと思いますが、それが多いのか少ないのか。みなさんはどう思いますか?私は、時間はちょうど良いと思いますがペースが速いな、と思っています。
先日、偶然見つけた動画がとても良かったのでシェアしたいと思います。
世界でもトップレベルの学力を誇るフィンランドの教育方針は、
「宿題なし」
「統一テストなし」
「私立校は存在しない」というものです。
この動画には教育の在り方について、大事なことがたくさん示されています。国の制度から日本とは大きく違い、驚くべき内容です。その一部をご紹介します。
「宿題なし」というのは、
宿題という概念が時代遅れです。放課後は友人や家族と過ごし、音楽やスポーツ、読書などやりたいことをする時間にあてます。
学校で過ごす時間は昼休み時間を入れて週に20時間。(娘は約30.5時間です。)脳を休ませることも必要で、酷使していると学べなくなります。
フィンランドは欧米諸国の中でも最も授業時間が短く、授業時間を減らした結果、学力が伸びました。
「統一テストなし」というのは、
フィンランドにある学校は全て同じレベルなので近隣の学校へ通えばよく、学校を選ぶ必要なありません。学校は「幸せになる方法を見つける場所」なのです。
「私立校が存在しない」というのは、
学校を設立して授業料を取るのはフィンランドでは違法です。ですから裕福な子も公立へ行き、様々な境遇の子と一緒に育つのです。そして裕福な大人になっても、他人の境遇を尊重できる人になります。
「テストで点を取る訓練は教育ではない」という言葉に私はハッとしました。
子どもでいられる時間は短いです。自分で考える力・発想力・創造力・他人と関わるコミュニケーションスキル。人生を幸せに過ごすために必要なことを学ぶことが、教育なんですね。
今の日本の教育制度を変えることは難しいですし、フィンランドと同じ方法が日本に合うのかと言うと、また違うと思います。(かつての“ゆとり教育”がうまくいかなかった訳も理解を深めたように思います。日本から私立校や統一テストをなくすことはできませんから。)
いろいろと思うこともありますが、心から遊びを楽しめる、遊ぶことだけに集中できる幼少期は、思いっきり遊ぶ時間をたくさん作ってあげたいと思います!
学校から帰ったら宿題は一緒にパパっと済ませて、やりたいことをやる時間にしてあげたいです。