~1年生の試練~
娘の初めての個人懇談へ行ってきました。担任の先生と私の二人だけで話せる貴重な機会ですから、その時を心待ちにして迎えました。
懇談の冒頭に先生から、「泣くことがよくありますが、学校へ通うことを嫌がってはいませんか?」と聞かれたので、先生は私を、違う生徒のお母さんと間違えているのでは?と思いました。
娘は毎日楽しく学校へ通っています。学校へ行くのが楽みで、勉強が面白くて、お友達に会えることや給食も含めて、学校生活をとても楽しんでいます。私にはそう見えていました。
だから先生から「毎日のように泣けちゃっています。」と聞いてびっくり!
結論としては、私の感じていることは正解です。娘は学校が楽しくて大好きです。でも、楽しいだけではないようです。
算数の授業で泣いているようです。足し算や引き算を間違えることが多く、授業時間内にやり直しができず、放課に先生がつきっきりで見てくださっているようです。
娘は足し算も引き算もちゃんと理解しています。家では、時間はかかるけどできています。
でも学校では、黒板と教科書とノートを見ながら、先生の指示を聞きながら、お友達の様子も気になりながら計算をするので、間違えてしまうようです。
視覚の情報が多すぎて軽いパニックになっているようですね。負けず嫌いの性格もあって、悔しくて涙が出てしまうのでしょう。
娘は以前から、自分が負けたことやできなかったことを私にはいっさい話しません。だから娘から聞く学校の話は楽しかったことだけ。実際に算数以外はとても楽しく過ごしているようです。
これまで保育園や療育の場では、できないことがあっても、できたところまでを必ず褒めてもらえました。生まれてからこれまでずっと、この環境にいました。
でも小学校の勉強は、間違えた答えは赤でバツを付けられ、正解できるまでやり直しです。正確できて初めて褒められます。
これは1年生になって初めて経験する試練です。さぞ悔しいことでしょう。
話を懇談に戻しまして、
先生は娘の、できるまで諦めない姿勢と、次はまた前向きに取り組むことを評価して下さり、総合評価として、学校生活に問題はありません。とおっしゃいました。
私も、問題ないと思っています。悔しくても頑張っているし結果もついてきていますから。
これからも娘は、学校で泣けちゃった出来事を家では話さないと思うので、私は知らないでしょう。
勉強で悔し泣きしたことは話しても話さなくてもいいことだけど、お友達とのトラブルは話して欲しいなと思います。そんな課題が見えた個人懇談でした。
先生は逆に、娘が学校で泣いていることを私がまったく知らないことに驚いていました。それと同時に、娘の性格への理解を深めてくださったことと思います。
個人懇談はとても貴重な時間ですね。
子どもが見せる、家での顔と学校での顔は違っていて、どちらもその子の顔です。
2つの顔を先生と親が共有できるのが、個人懇談なんですね!とても有意義な時間でした。