〜学校は綺麗事〜
小学3年生の娘が学校から帰って開口一番「ママ、相談したいことがあるの。」と言いました。娘から改まって相談をもちかけられるのは初めてです。
内容は、女子特有のあるあるでした。
娘が一番仲良しのCちゃんと遊ぼうとすると邪魔をしてくるMちゃん。MちゃんはCちゃんを独占したいらしく、娘に「Cちゃんと話さないで。」とか「今日はCちゃんとは遊べないから。」と言いに来るらしいのです。
他にも何かと些細なことで文句を言われるらしい。それも結構な温度感で。そのせいで娘は、Mちゃんが怖くて学校に行けなくなる一歩手前の様子です。
担任の先生に相談すると、たしかにMちゃんは自己主張が強く気も強いと困った顔をされました。
私は先生に「Mちゃんと離れていればいいですよね?」と問うと先生は「みんなと仲良くしなくちゃいけないので、Mちゃんに事実確認をして、指導していきます。」とおっしゃいました。
娘は先生に相談できたことと先生が対応してくれることに安心したようです。娘の希望を聞いてみると、「MちゃんともCちゃんとも、みんなと仲良くしたい。」と言いました。
これに私は疑問を感じます。
「みんなと仲良くしましょう。」と、さかのぼれば幼稚園や保育園の頃からずっと先生に教えられてきました。だからたとえ自分に嫌なことをする相手であっても仲良くする。そうするのがいい子だから、仲良くするように頑張らなくちゃ。という発想になっていない?
(お散歩途中で見た夕焼け)
大人は自分と気の合う子と友達付き合いをします。気の合わない子と無理して付き合う必要は全くありません。ましてや自分の心が傷つけられるかもしれない相手とは距離を置くのが一番です。
自分を守り大切にするために、相手から距離を置いて逃げるという行為はいけないことでしょうか?
私は娘に「みんなと仲良くするっていうのは綺麗事なんだよ。」と教えてあげたい。でもそうすると先生と話が違ってしまって娘が混乱しそうです。
女子あるある問題だと軽く思っていましたが、私自身が悩んでしまう事態になっています。。。
誰かが誰かに指図する。逆らわないからエスカレートする。いじめはこんな些細なことから始まるのかもしれません。