〜幼くても女子の世界はある〜
娘は年長さんです。まだ6歳。
でも、すでにお友達関係の悩みがあり、女子の世界があることを最近知りました。
保育園では親しくしているお友達が決まっていて、毎日ほぼ同じメンバーで遊んでいます。
そのグループに最近、やや気の強いカナちゃんが加わりました。
カナちゃんはグループの中のみかちゃんのことが気に入らないようで、みかちゃんを輪の中に入れようとしません。みかちゃんが「いれて。」と言っても、「あっちいって!」と拒みます。
みかちゃんはグループの中で一番おっとりしている優しい子なので、とてもかわいそうです。それなのにカナちゃんの強い態度に、他のメンバーは何も言えません。
ひとりだけ仲間に入れてもらえないみかちゃんは、勇気を出して先生にその事を伝えました。先生はさっそくカナちゃんに事実確認をします。
するとカナちゃんは、「もう覚えてない。知らない。」としらを切ります。他の子は何も言わないし、先生も現場を見ていないのでそれ以上は言えず、なんとなくその場が過ぎていったようです。
この話をみかちゃんのママから聞いた私は、娘に確認しました。するとその通りだと言います。
そこで私は、「カナちゃんがみかちゃんに、「あっちいって!」と言ったら、まぁちゃん(=娘)が、「みんなで遊ぼう!」って言えばいいんじゃないの?」と提案すると、
「…う〜ん、ドキドキして言えない…」と。
カナちゃんの勢いが強いのでしょう。だれも対抗できないようです。
もうそこには、先生(=大人)が入れない子どもだけの世界があります。だからこそ、子ども同士で解決していくしかありません。
そのうちに気の強いカナちゃんはきっと、みんなの輪に入れてもらえなくなる時がきて、これはいけないと学んでいくでしょう。
いかにも女子らしい、女子特有の人間関係がすでに始まっています。そうして子どもたちは少しずつ、女子特有の社会性を身につけていくのでしょう。
自分はどうだったのか、あまり記憶がありませんが、今は見守るしかないのかな。とみかちゃんのママと話した夕暮れでした。