~生涯の友かもしれない~
娘は年長さんです。子ども同士の関係が深まる時期です。
娘も仲良しのグループがあり、その中でもサッちゃんと特に仲良しです。今日はこのサッちゃんと娘の関係について。
なぜサッちゃんと娘は、他の子達よりも一段と深い関係を持てたのか。先生からの話しを聞いて謎が解けました。
言葉の発達が遅い娘は、上手にコミュニケーションを取るサッちゃんと仲良くなることで語彙力が上がりました。サッちゃんは視野が広く、いろんなことに考えが及ぶので、娘の身の回りのお世話をしてくれることもよくあります。
そんなサッちゃんのおかげで娘は、クラスのペースから遅れることなく行動ができ、みんなと一緒に楽しい時間を過ごしています。
一方のサッちゃんは、とても引っ込み思案でシャイ。人前に出ることは苦手です。でも娘が物怖じせず、わかってもわからなくても、質問には手を挙げて、自分なりの答えを発言する姿や、大きな声で歌を歌う様子を見て、変わってきました。
最近はサッちゃんも、手を挙げてみんなの前で発表したり、堂々と歌うこともできるようになりました。
2人はお互いに刺激を受けて、時には嫉妬し、時には慰めながら、いつしか相手が自分の苦手をカバーしてくれる存在になっているのです。
こうして幼い時に特定のお友達と深い人間関係を築けたことは、今後の2人にとってきっと貴重な経験になると思う。
そして相手の存在が大切に思える時間がこれからも続いたら、それはかけがえのない友になるだろう。娘にはそんな生涯の友を持って欲しい。それがサッちゃんなのか?これからも2人を、将来を楽しみに見守っていきたいと思います。