〜子どもの我慢に向き合おう〜
今年の七夕は雨でした。特にイベントをしたわけではありませんが、朝顔の向こうに見える、今年植えたあじさいを眺めていました。
娘と街のイベントへ参加した時、短冊に願い事を書きました。
その内容はよく見る内容かもしれませんが、今の娘のいちばんの願いなのかと思うと切ないものでした。
右の赤い短冊は娘が書いたもの。左の青い短冊は他の子が書いたらしくすでにぶら下げられていたもの。
同じ願い事をした子は、偶然にも娘と名前も一緒でした!字の雰囲気も似ているので、同じくらいの年齢の子かなと思います。
子どもたちにとってコロナは、ほんとうに深刻な問題です。
東京都は4回目の緊急事態宣言が出されるようですが、それに伴って苦しむ飲食店や観光業、イベント業、そして職を失った人たちへは、(足りているかどうかは別として)さまざまな経済的支援が実施されています。
同じように、子どもたちには心の支援が必要だと思うのです。(支援がある地域もあると思いますが、私の娘には現状でありません。)
メディアでもたまに報道される子どもたちの心の問題。今は大きな問題にはならなくても、5年後10年後にじわじわと影響が出てくると思います。
心の発達において基礎が作られる貴重な10代20代に、仲間とともに過ごす時間がなくなり、社会とつながる機会がなくなっています。代わりに募る不安や焦りに対して、今から支援が必要だと思います。
七夕の笹には他にも、コロナの収束を願う短冊がいくつもありました。子どもたちがどんな気持ちでいるのか、どれだけ我慢しているのか。
わたしたち親たちには経験したことのないことだからこそ、心を向けて気持ちを寄せて、しっかりと向き合ってあげたいと思います。
玄関の寄植えも雨でキラキラしています。子どもたちの心の中にも、キラキラがあり続けますように。