〜涼しさはゆとりから〜
真夏日が続いた今週。着付け教室でも暑さが気になったので、早くも薄物を用意しました。(着物は季節に合わせて袷、単、薄物の3種があり、6月は夏冬の間の単を着る季節です。)
これは薄物の「紗」という着物の生地です。
このレースのように透けて涼しいはずの着物なのに暑かったという、熱い話です。
もちろんエアコンを付けていますが、練習は意外とハードなのですよ。
きれいに着ようと思うと身体に力が入ってしまい、紐や帯をしっかり締めようと手に力を入れているので、仕上がる頃にはひと運動したように感じるのです。
特に帯結びは、長い帯から形を作っていくのは大きくて不安定な折り紙を折っているようで難しいです。
教える私の方もまだまだ教えることに慣れていないので、どうサポートをするといいのか考えながら必死なので、同じように力んでいるのです。
気づけばエアコンの設定温度は20度!それでも暑いなぁと感じました。
楽しく進めている着付け教室ですが、教える私のスキルもまだまだだと痛感します。
涼しい顔で汗なんてかかないでさらりと教えられるようになりたいものです。
帯もこんなに涼しげ。着物の中に着る襦袢も夏物になるので、変に力まなければ涼しく着られるはずなんです。
涼しさは、心にも、着付けのスキルにも、余裕がないと感じられないようです。
汗をかいた分、上達すると願って、今夏はキリッと着物を着こなすかっこいい女性を目指します!