〜普段着は楽しんで着よう♪〜
娘の新学期が始まり、私は昼間の時間を使えるようになったので着付け教室を再開しようと思います。
着物教室は趣味の延長でやっていることですが、間違ったことを教えては申し訳ないですし、もっと良いやり方があるかもしれません。
そう思って最近は図書館で着付けの本を借りたりネットで調べたりしています。
すると、予想はしていましたが、ほんとうに和服は奥が深い!
着付け方には、便利な道具を使ったり体系に合わせた補正方法があったりします。
また生徒さんからは色々な質問があります。それらにもしっかりとお応えせねばと思います。
・着物と帯の柄の合わせ方にルールはあるの?
・「つけさげ」という着物はどんな時に着るの?
・羽織りとコートはどう違うの?
などと、手持ちの着物をどう着こなせば良いかという質問だけでも、実にたくさんの質問にがあります。
そして調べていくと、どんどん細かいルールを知ることになります。
例えば、桜の柄は写実的に単独で描かれている場合には3〜4月に、デザイン化されて他のモチーフと共にあれば通年着られます。
というように、基本のルールに例外が必ずあります。
そういったルールを知れば知るほど、
ひとつひとつにある意味を理解して着こなすことができますが、
それは同時に自分の好みでは組み合わせられなくなっていきます。
それでは着物を楽しみたい気持ちから始めたのに、本末転倒では?と思うのです。
もちろん、「結婚式などのフォーマルな席に正装で行きたい。」という場合は、しっかりとルールを守って着ることがマナーです。
でも「ランチへ行くのにオシャレして行きたい。」という普段着の場合は、細かいルールはほどほどにして、柄合わせを楽しむことを優先しても良いと思うのです。
洋服のように自分の感性で組み合わせてもいいという風潮があれば、もっと気楽に着物を着られますよね。
「着物は難しい。」というイメージを持つ方は多いと思います。実際にそれは正解です。
でもそれはフォーマな着物だけで、普段着なら自由に楽しんでいいよ!
と、私の教室ではお伝えしていこうと思います。