〜プランナーにできること〜
連日、ニュースから世間話まで、新型コロナウィルスの話題ばかりですね。
と言いながら、私も今日はコロナショックの話です。
私の勤めるブライダルの会社にも、結婚式のキャンセルまたは延期の問い合わせが毎日たくさんあります。
連日毎日、たくさんきます。
そして結果的に、約半数がキャンセルか延期をされています。残りは予定通りに開催します。
弊社は約半数ですが、話に聞いたところ、3月は100%がキャンセルか延期で実施はゼロ。という会場もあるようです。
ここ愛知県は感染者が多いので、他エリアよりもその数は多いのかもしれません。
理由は様々です。
・新郎の会社に陽性反応の人がいて、会社から結婚式は止めるように言われた。
・新婦の父が医師で、このタイミングでゲストを招く立場ではない。
・海外挙式を延期したので、帰国後パーティーも延期せざるを得ない。
等々、新郎新婦はこのままやりたい気持ちがあってもできない背景があります。
キャンセルではなく延期であっても、日が近ければ相当額の延期料金が必要になります。
少し話はズレますが、昨年の大型台風19号が接近した時の話です。
今回と同じように直前で延期やキャンセルが何組かありました。
その際は、お申込み規約では「挙式日まで1週間未満のキャンセル料金は100%。」とあっても、
フリードリンク代は該当しません。
司会者やカメラマンなどスタッフの人件費は、延期であれば無料。
などと、理由が台風であってお客様の希望ではないということを汲み取ったものでした。
ですが、今回は延期やキャンセルが多いことと、収束の目途が立っていないこと、またホテルやレストランは通常営業の売り上げも減っていることも影響し、規約通りのキャンセル料金をご請求している会場が多いようです。
話を戻しまして、
今回コロナショックによって延期やキャンセルを余儀なくされた新郎新婦は、どんな気持ちでいるのでしょう。
ある新婦様は、相談に来店されたお顔は泣きはらした目をしていました。
ある新郎様は、もともと結婚式を挙げることに乗り気ではなかったのに、こうして高額のキャンセル料を払うことになり、こんなことなら最初からやめておけばよかったとおっしゃいました。
またある新婦様は、中国で製造しているオーダードレスが間に合わないどころか、先方から一方的にキャンセルされてしまい、自分の思い描く結婚式が台無しになったと嘆いていました。
私たちプランナーは、そのお一人お一人の気持ちにできる限り寄り添って、お話を聞きます。思いを感じます。
そして気持ちを同じくするたび、苦しくなります。
まだまだ日本は感染が拡大しています。
一日も早い収束を、見通しを、ワクチンを、マスクを、、、、、、、
願いつつ、今日もまた、私はお問い合わせに対応します。
プランナーにできることは、お話を聞くことだけなのです。