〜新郎から新婦へのサプライズ〜
職場の女性スタッフが結婚することなりました。
先月にハワイで挙式をし、来月に帰国後パーティーをします。
この帰国後パーティーの担当プランナーを、私がさせてもらっています。
これが結構難しくて楽しいのです。
新婦側の職場関係のゲストは当然、ブライダルのプロ集団です。人数にするとゲスト全体の3割以上。
一方の新郎側と、新婦側の親族や友人は、ブライダルとは関係ない方たちです。
この両方の方たちに満足していただける内容を考えねばなりません。
ありきたりのサプライズではプロ集団は興ざめですし、奇抜すぎては他の人たちがついてこれません。
これはそのまま、新郎新婦の温度差でもあります。
新婦はゲストのひとりひとりのことを想い、準備に余念がありません。
これまで100組も200組もパーティーを手掛けてきましたから、青写真はしっかりとできています。
そんな新婦にすべてお任せの新郎。
状況からすれば必然な流れなんですが、私としてはこのまま当日を迎えるわけにはいきません。
新郎は、新婦に付き合うのではなくて、ふたりでパーティーを作って欲しいのです。
自分たちの大切な人生の節目として、お互いを思いやり尊重し合って、パーティーの準備を進めて欲しいのです。
そこで私は、新婦に内緒で新郎へコンタクトを取り、
新郎と私で新婦へのサプライズを仕込むことにしました。
新郎は乗り気というほどではありませんが、新婦の職場の目上のスタッフである私から来る話をそう簡単に流せないのでしょう。嫌がらずに付き合ってくれています。
私は思うのです。
これからを共に歩むことにした、まだ長い人生の出発点にいるふたりです。
今しか味わえない気持ちを、しっかりと感じて欲しいのです。
ウェディングプランナーである新婦へのサプライズが成功したら、それはゲストのブライダルのプロ集団の心にも響くと思います。
ということで、シャイな新郎をその気にさせて、新婦が思いもよらないサプライズを計画中です♪
私から新郎への提案は3種。すべてゲストの前で行っていただきます。
①プロポーズ(フラワーセレモニーと共に)
②ギフトのプレゼント(二人からゲストへのギフトラウンドに続いて)
③手紙の朗読(新婦の両親への手紙に先立って)
さて、新郎はどれを選んでくれるでしょう?
そしてパーティー当日、サプライスを仕掛ける時の新郎の気持ち、新婦の表情、ゲストの反応 、私はわくわくしながらその瞬間を心待ちにしています。