〜おばあちゃんからの気持ち〜
お年玉の玉って、なんだか知っていますか?
私は年末の番組で知りました。
玉は、たましい(魂)のことです。
お正月に飾る鏡餅には、その年の年神様が宿ります。
お年玉の習慣は、この鏡餅をお正月が過ぎた時に子どもにお下がりとして渡したことが始まりです。
年神様の魂が宿っているから、年魂(としだま)と言われたことから、「おとしだま」と言われるようになりました。
習慣や風習は時代と共に変わっていくものですが、今では子どもが高額な現金をもらうという、ずいぶんと変化しましたね。
このお年玉を、私の友人(40代)がまだもらっているのです。おばあちゃんからだそう。
その友人が、「毎年もらっていたのに今年はもらえなかった。」と言うのを聞いて、これまでもらっていたことを知って驚きました!
いままでずっと、断らないでもらってたの!?
もらえないって文句言う年じゃないよね。
もらうのではなく、あげる立場じゃない?
いろいろと言いたくなりました。
私は社会人になったらもらえなくなったので、最後にもらったのは20歳でした。
でもお年玉はおばあちゃんの気持ちだから、断ることもないのでしょうか。
おばあちゃんが孫に何かしてやりたいと思う気持ちは、誰かに邪魔されるものではありません。
あげるにしても、もらうにしても、誰かに何かをしてあげること。してもらうことは、とても尊いことです。
相手に心を寄せて、支援&応援すること、されることですから、
してあげられること、してあげたいと思うことは、どんどんすればいい。
そして何かをしてもらったら、どんな思いでしてくれたのかを考えて、真心と感謝で受けとめる。
何歳でお年玉をもらっても、だれにお年玉をあげても、いいんじゃないか。
友人の話を聞いてそう思いました。
気持ちを通わせることで絆が生まれ、育っていきますから。