〜子どもも学ぶ機会〜
娘の担任の先生がご懐妊されました。
学校からの案内によると、体育の授業に補佐の教員が入ることと、その為に時間割が変更になるそうです。
それ以外は特に変わったことはなく、臨月の一ヶ月前まで勤務する予定とのこと。
お腹が大きくなっても変わらずに担任を持ってくださることは、子どもたちや父兄にはありがたいことです。
でも先生の身体はキツいだろうと思うのです。
教壇に立っての授業はもちろん、給食の配膳や掃除もまだ1年先なので先生も一緒に動いていると思うのです。
それらをこれまでと同じように動くのは、身体への負担は大きいと思うのです。
私も臨月の1か月前まで働いていましたが、基本はデスクワークでしたし、自分のペースで仕事ができました。
お腹が張っている時は楽な姿勢で座っていたり、電車が混まない時間帯に出勤したりしていました。
そんな自己都合は小学生の先生には全く通りません。
特に給食が辛いのではないかと思います。
妊娠するとホルモンバランスが変化することで食べられるものが限られる人が多いです。食べたくないものが給食に出てきても、先生は我慢して食べるしかないでしょう。妊娠経験のある私は想像しただけで気の毒です。
ちょうどこんな記事を見かけました。
小学生教論の1日の平均勤務時間は11時間15分。という内容です。
確かに、娘の担任も朝は7時半には学校にいて、夕方7時に電話をしてもいらっしゃいます。
またこの記事では、労働環境が整っていないために若い先生の離職率が高いと書いてありました。
こういった環境で働き続ける娘の担任の先生がとても心配になります。
教育現場では、フレックス制や給食以外の食事の用意は簡単ではないと思います。
でも子どもたちが、「妊婦さんになると、どういうことができなくなるか。」「妊婦さんにしてはいけないこと。」などを学ぶ機会になります。
妊婦の先生だけ座っていても、違う食事でも、しんどくなったら帰っても、いいと思います。
子どもたちにも、生まれてくる赤ちゃんの命を大切に育てることを、先生と一緒にしてほしいと思います。
働き方改革が進んでいないことも問題視されていますが、それと同じく、妊婦の先生の心と身体の負担を極力減らせる環境が早く整うことも願ってやみません。