~心の成長~
もうすぐ6歳になる娘は、とにかく着るものにこだわる。
ズボンは絶対に嫌でフリフリスカートがいい。ワンピースはもっと好き。
そして最近は、仲良しのお友達と一緒がいい。
先日、浴衣で祇園祭りへ行った時、お祭り会場でクラスメイトの女の子に会った。
普段から仲良しで大好きなその女の子は、洋服だった。
すると次に別のお祭りに行く時に、「あきちゃんはようふくだったから、わたしもようふくにする。ゆかたはきない。」と言う。
あきちゃんと一緒にお祭りにいく予定はしていない。
でももし、また会ったらお揃いがいい。ということらしい。
他にも、くみちゃんが履いてるようなキラキラのサンダルにしたい。など、
仲良しの女の子の真似をしたがる。
ここには成長による心の変化があるようだ。
- ママと離れて過ごす時間があることを知る、年少さん
- お友達と関わり始める、年中さん
- 人間関係を築く、年長さん
それぞれにどんな心の変化があるのでしょうか?
1.ママと離れて過ごす時間があることを知る、年少さん
3歳になり集団生活を経験し始めます。
ママと離れている間に、周りのお友達へ目が行くようになる。
でもまだ、同じ部屋にいても一緒に遊ぶことはなく、
他の子が遊んでいるのを見ている傍観遊びや、一人遊びをしている。
世界は自分中心に回っているから、邪魔をする他児に手を出すこともある。
2.お友達と関わり始める、年中さん
4歳になりお友達と関わり始めます。
一人一人の特徴を見て、「この子と一緒に遊びたい。」と思う子が出てきます。
並行遊びや、連合遊び(小さい集団で一緒に遊ぶ)ようになる。
また4歳半ごろで、お友達の立場に立って考える“他者視点取得”が獲得され、
一緒に遊ぶためにはどうしたらよいか、と考えるようになります。
“プライド”や、“憧れ”という心理も生まれてきます。
3.人間関係を築く、年長さん
自分とお友達の違いをよく理解し、折り合いを付けるようになります。
自分にできないけどお友達にできることを認識したり、
自分勝手な子に対してはどう接するか、などをお友達と一緒に考えようになる。
みんなで協力することも学び、共同遊び(ルールに沿って大勢のお友達と遊ぶ)ようになり、集団生活のイロハを習得します。
娘は年長さんだけど、コミュニケーションの発達は少し遅れているので、
おそらく年中さんのレベルにいるかと思われる。
自分とお友達の違いに目がいき、憧れのあきちゃんと同じスタイルにしたくなった。
というところだろう。
そして女子は、“お揃い”が大好き!
それは仲良しの証であり、相手も自分と同じでいることを望んでいることの証でもある。
共感が大好きな女子ならではの感情ですよね。
こう見て行くと、子供の成長の速さに改めて驚く。
身体も心も毎日確実に成長していくんだな。
娘も順調に成長しているようでなによりだけど、母としては少し面倒くさいね。
なんでも一緒にはならないよ。っていうことも、わかって欲しいな~。