~母の日に寄せて~
新緑が色濃くなるこの季節。
もみじには赤い花が咲く。
この赤トンボのような花が好き。
今日は母の日なので、私の母の話。
とてもパワフルな人。
見た目は小柄でか弱そうだが、やる事は大胆。
そしてやり方は繊細。
常識では考えられないような偉業をサラリと成し遂げ、「楽しかったわよ。」などと言う。
性格は私とは違うが、感性が驚くほど似ている。
好きな音楽、絵画、映画などが同じ。
2人で行った旅行は数知れず、国内海外あちこちへ行った。
ケニアでは夕陽に照らされたキリンのシルエットを見て泣いた。
感動するツボが同じ。
幼い頃は母を通して世の中を見、自分を探していた。
今は自分の目で世を見るようになり、自分を知った時、
母は自分の基礎であり、その存在は自分にとって最大の味方なんだと気づく。
親離れした今だからこそ思うことがある。
自分は母の一部分である。
母は私を産んだ瞬間からそう思って今に至ることだろう。
私は自分が娘を産んでから、そう思うようになった。
母にとって子供は、自分の一部分。
子供にとって母は、自分の存在理由。
家族、兄弟姉妹とも違う、へその緒で繋がっていた母子にしかない何かがある。
上手く言葉では表せない、目に見えない何か。
この唯一無二の存在の、愛しい母へ。
このブログの読者でもある母へ。
いつも、ありがとう。
これまでずっと、ありがとう。
あなたの子供で、とても幸せ。