~正解がわからない~
新型コロナウィルスが流行ってから、
私は「コロナ禍」という言葉によって、
「禍(か)」という言い方を知りました。
「禍」は、不幸を引き起こす原因のことです。
「災い」は、不幸な出来事のこと。
コロナの発生が原因でもたらされる災いが、想像しきれないほど広く大きくあります。
島根県の学生寮で発生したクラスターのニュースも、生徒のメンタルが心配になる事案です。
私の身近なところでは、やはり職場で取り扱う結婚式のキャンセルが、大きな災いです。
先日、再延期はできないという決断により開催したカップルもいました。
他にも色んなケースがあります。
今年の春から秋へ延期し、
再度、来年の春に再延期する。
今年の春から来年の春へ延期し、
今キャンセルを検討中。
来年の春に新たに予約したいが、
延期のカップルで予約がいっぱいで、
希望日に空きがない。
来年の秋に予約をしたいが、
家族からは検討することに反対の意見がある。
等々…
新郎新婦にとって結婚式は、
不要ではないのです。
不急でもなく、今の2人の新鮮な気持ちの時に挙式を挙げることに意味があります。
でも、それと命を引きかえにするのかと問われると、
話の方向がガラリと変わって平行線になります。
コロナの致死率は低いとは言え、
1人が感染しただけでも、
家族や職場にまで影響があることを思うと…
結婚式を挙げるのは、
我がままなのでしょうか?
諦めるのが、大人の対応なのでしょうか?
今日もお客様の相談をお受けします。
私自身も正解がわからないまま、
お2人のお気持ちを受け止めてるばかりです。
ツバメの巣を見つけました。
2羽の親鳥が代わる代わる、
子どもにエサをあげています。