~どちらかと言えば反対派~
みなさんは「9月入学」には賛成ですか?反対ですか?
自民党内でも、世間でも、そして専門家の間でも賛否両論あります。
娘の小学校は緊急事態宣言が解除された事を受けて、
今月末までの休校措置を前倒しし、今月は4日間の登校日が設けられました。
段階的に再開し、6月の2週目から通常の状態に戻ります。
あれ?
9月入学が検討されているのに、しっかり始まるのね?
安倍内閣総理大臣は5月14日の記者会見で、9月入学も有力な選択肢の1つ。前広に検討していきたいと述べられました。
自民党は、「秋季入学制度検討ワーキングチーム」の初会合を5月12日に開催した。ワーキングチームは5月末から6月初旬に政府への提言をまとめ、政府は6月上旬をめどに論点や課題を整理する方針だという。
より引用
来週から学校は始まるという案内が市の教育委員会からあるのに、政府は6月上旬をめどに論点や課題を整理する方針。。。。
全国の知事の6割は賛成派で、反対は島根と大分の2人だけと日本経済新聞にありました。
これからの短期間で、さらにさまざまな議論が繰り広げられそうです。
賛成派の意見も、反対派の意見も、納得できる部分はあります。
以下、引用
9月入学について
●利点
・休校に伴う学力の遅れを取り戻しやすい
・留学や国際化を促進
・社会制度全体を見直す好機
・五輪後に社会変革の機運にできる
●課題
・新型コロナ対策で多忙な自治体が対応できるか
・4月開始の会計年度とずれる
・入試や就職時期の見直しに時間がかかる
・半年授業料が入らず経営難になる学校も
新型コロナ 「9月入学」割れる自民 留学促す/入試・採用とずれ - 毎日新聞
どれもその通りで一長一短です。
どこを優先するかを選ぶ作業です。
私の感覚では、9月入学になって国際基準に揃うことに賛成です。
欧米の習慣に憧れもあります。
その一方で、
入学と言えば満開の桜。
という日本の情緒が失われるのは残念です。
寒さに耐える冬が過ぎて、心待ちにしていた春と共にやってくる新しい年度。
新入学・新社会人・転勤などによる新生活のスタートを応援するかのように全国で咲く桜。
これが9月入学になると、紅葉には早いし、ハレの日に華を添えてくれる花がありません。
日本の気候風土に合っている4月入学。
欧米に合わせて効率を優先するのが正解とは限らないようにも思います。
だって国際化を目指していても、家に入る時に靴を脱ぐことはやめません。
それは心地いいと感じるから続けているのだと思うのです。
という理由で私は、
感覚で9月入学には反対です。
感覚の議論はあまりされないので、つぶやいてみました。
ツツジが見頃です。