〜「ありがとう」より「だいすき」〜
今日は「父の日」です。
3日前の木曜日に、「今度の日曜日は父の日だよ。」と娘に告げると、「パパにおてがみかく!」と言ってすぐに書きました。パパの似顔絵も描きました。
そしてすぐに隣の部屋にいるパパに渡しに行こうとします。
私が慌てて、「父の日は今度の日曜日だから、今日じゃないよ。」と止めても、
「いいの!きょうわたすの!」と勢いよく私をはねのけてパパの元へ行きました。
そしてパパが嬉しそうに書いたばかりのお手紙を読んで、「ありがとうね。」と言うと、「あのね、にちようびはすいぞくかんにいかなくちゃいけないからね、さきにわたしとくね!」と言いました。
どうやら日曜日は水族館に行くことに全ての時間を使いたいらしく、パパにお手紙を渡している暇はない!ということのようです。
もうじき7才。ちゃっかりしてきました。
タスクをこなした上で遊びに行こうとしているのだから悪くはない。でもこの渡し方では義務感丸出しですよ。
毎年この時期になると、「お父さんに感謝の気持ちを贈りましょう。」と教えられる子どもたち。
ギフトを贈ることは、まるで宿題のひとつのように感じているのかもしれません。それもそうだと思います。「感謝の気持ちを贈る」って抽象的で、何にどう感謝したらいいのか、よくわからないのでしょう。
それなら幼いころは、「ありがとう」より「だいすき」の気持ちを伝えるように教えたほうが、子どもは理解できるのかもしれません。
手紙に「ぱぱ だいすき」と書いて似顔絵を描く。これならきっと娘も、もう少し気持ちを込められたかもしれません。
来年の「父の日」は、私もそこのところをよく考えて、娘を促そうと思います。
では、すいぞくかんへ行ってきます。