~基準に沿う事の必要性~
先日、小学校の入学説明会へ参加しました。
そこで、以下の事を入学までにできるようになっておいてください。という案内がありました。それが思った以上にハードルが高いのです。
①早寝・早起き・朝食・排便の習慣
②大きな声で返事やあいさつができる
③話を聞く、自分の事を話す
④食事の仕方・・・偏食をなくし、食べ物を大切に食べる。正しい箸や食器の持ち方。決められた時間内(学校では25分)に食べ終える。
⑤苦手な食べ物でも食べようと挑戦できる
⑥雑巾絞りができて、しゃもじが使えるように
以上
今のところ娘ができるのは、②のあいさつくらいです。
朝の排便の習慣がありません。話を聞く力と自分のことを話す力は弱いです。偏食で苦手なものは食べようとしません。しゃもじは使ったことがありません。
入学まであと2カ月しかないので不安になってきました。
他のお子さんのほとんどは、これらができるのでしょうか・・・?
でもよくよく考えると、
話を聞いて理解する力は弱くても、聞こうとする姿勢はあります。一方的だけど自分の事を話しもします。
偏食は家の食事だけで、保育園ではなんでも食べてきます。
しゃもじは練習すればできると思う。
こうして細かく見ていくと、半分くらいはクリアできているようにも思う。そんなことを考えながら、小学校がこの案内を父兄に出す理由を考えてみました。
「こういったことに注力して子供をみてくださいね。」と指標を示すことで、放任主義の親が子供のことを考える機会を、心配性の親にはある程度できていることで安心できるように。と促しているのではないかな。と思う。
いろんなタイプの親の元で育ってきた子供たちが、同じフィールドで過ごすようになる小学校生活。そこには一定の基準が必要です。その基準に沿うように、家庭でできることを示しているのだと思います。
だから、これら6つがすべてができることはもちろんベストだけど、たとえできなくても、できるように努力することで、小学校生活が円滑に過ごせて楽しいものになりますよ。
ということだと解釈しました。
保育園では、できないことがあっても先生が助けてくれて、それをできるように家庭で練習するような指導はありません。できるようになるまで見守ってくれました。
でも小学校は学びの場なので、できないことはできるようにその都度、努力していかなくてはいけません。
こうして親も、就学に向けての心の準備が整っていくのを感じます。