~不死鳥のような恩師~
久しぶりに恩師にお会いして、いろいろとお話をして感じたことを書きたいと思いますが、その前に、この恩師をご紹介します。
私より22歳年上の美人です。スタイルも抜群!
出会いは今から27年前。私が20台半ばで転職した先の上司でした。
私はこの方から、仕事だけでなく、社会人として、女性として、人間として、たくさんのことを学びました。
そして今は、妻として、母としても学ぶことが多いです。
今から5年前、恩師の旦那様がうつ病と脳梗塞を同時に患い、ご夫婦揃って退職されました。
恩師のお子さんはみな独立されていたので、恩師は自宅で一人で、旦那様を完全介護する日々になりました。
その心労は大きく、それまで職場やプライベートで見せていたバイタリティ溢れる姿でなくなっていきました。
そして今から3年前、恩師は卵管がんを患いました。
これは日本では症例数が少ないがんだそうです。
さらには、がん肉腫という進行の早いがんもありました。
すでに転移が見られ、自らが入院するために旦那様は施設に入られました。
そして入院して抗がん剤治療を進め、容体が安定して一時退院していた時、倒れて救急車で運ばれました。
その時は医師も驚くほど状態が悪く、救急搬送があと1時間遅かったら命はなかったそうです。
その後、緊急手術をした時、恩師は臨死体験?でしょうか、
光が差す方向へ歩いて行こうとしているときに、後ろ髪をひかれる思いがして、ふと思いとどまって来た道を戻っていった夢を見たそうです。
そんな夢を見ているとき、医師は家族を呼んで、死を覚悟をするように伝えていたのです。
でも、手術は無事に終わり、日を改めて卵管と転移したがん細胞を摘出する手術を受けました。
そしてまたしても医師が驚く結果が・・・。
転移したがん細胞の全てが、とても摘出しやすい場所にあり、すべてを乗り除くことができました。その数42個。
がん肉腫はなんと、1.8キロもあったそうです!
術後も抗がん剤治療は続き、合計7回もの抗がん剤治療を乗り越えました。
その後も順調に回復し、今のところ再発もありません。
65才で、完全復活です!
こんな人を私は身近で見たことがありません。
なんて生命力が高いのでしょう。
もちろん運もあると思います。
でも私が思うのは、恩師は三人のお子さんの他にも、恩師を慕う人が大勢います。
専門学校の講師をしていたこともあって、長い付き合いをしている教え子がたくさんいます。
なので入院したり手術をする時には、病室にはたくさんの花や千羽鶴が並びました。
それらのたくさんの人の強い思いを、すべて受け止めていました。
そのパワーがあってこその、完全復活ではないかと思います。
まだまだ恩師から学びたいと思う人がたくさんいること。
そんなみんなの思いに応えたい!その気持ちが、光の方向へ歩いて行く足を止め、運を味方につけ、ガン細胞に打ち勝ったのだと、思わずにはいられません。
人の放つエネルギーはすごいです。
これからまだまだ精力的に活動をされるであろう恩師に、目が離せません!!
長くなりましたので、久しぶりにお会いした時のお話は、また明日♪