~止まれる時と、そうでない時~
先日、お友達がとても怒っていました。
その内容に私も驚きました。
お友達は子供を二人乗せて車を運転中。
歩道を歩いていた人が、信号機のない横断歩道の所で歩くスピードを緩めた。
同時に車も横断歩道に差し掛かろうとしていた。
ここで歩行者のために車を止めようとすると、すさまじい急ブレーキになって後ろに乗っている子供たちが危ない。という状況。
歩行者の足は止まったわけではなく、横断歩道を渡りたいのかどうかは不明。
そしてそのまま横断歩道を走り抜けたところで、警察官に止められました。
そして違反金¥9.000と、2点の減点になりました。
お友達が事の状況を説明しても、「違反行為です。」と言われるだけだったそうです。
とても厳しいな。と思っていたら、朝日新聞にこのことに関する記事がありました。
横断歩道に人がいるのに一時停止しない車を「歩行者妨害」で検挙する件数が増えている。
昨年は全国で過去最多の約14万5千件を記録。今年はそれを上回るペースで増えている。
取り締まりは通勤時間帯の午前7時から1時間半行われ、この間に13人のドライバーが検挙された。とのこと。
そうなんだ。私も気を付けなくては。と思いながら車を運転していたら、その状況になりました。
おじいさんが信号機のない横断歩道に立っています。田舎の見通しのきく道路です。
私が運転する車が横断歩道に差し掛かるまでには、まだ時間がかかるのに、おじいさんは渡ろうとしません。
私はスピードを落として止まろうとしたところ、おじいさんは足が不自由なようで、
手を振って「先に行ってください。」とジェスチャーしました。
この状況でも一時停止しなければ、違反行為になるのでしょう。
でもおじいさんを無視しているようで、ちょっと気が引けます。
私は(周りにお巡りさんがいないことを確認して)おじいさんと目が合ったので軽く会釈しながら、ゆっくりとおじいさんの前を通り過ぎました。
おじいさんはずっと手を振って、後続車にも同じように合図を送っていました。
このように安全確認ができれば、歩行者より車が優先されることもあるでしょう。違反行為だとお互いに認識していても、それは現実的ではありません。
「横断歩道に歩行者がいたら、止まりましょう。」
でも、止まるか止まらないか、止まれるのか止まれないのか、いろんなケースがありますよね。みなさんは、どう思いますか?