~6歳の問題が難しい~
娘が「田中ビネー」の発達検査を受けました。
毎年受けているもので、30~40分、座って検査員が出す問題に答えていきます。
娘は今6歳なので、4歳~6歳の問題が出されました。
この、6歳の問題がとても難しいと思ったので、一例をご紹介します。
白いチョウチョと黄色いチョウチョがランダムに描かれていて、それぞれ何匹いるか、合わせて何匹いるかを答えます。
続いて、どっちの色のチョウチョが、何匹多いのか答えます。
次のページに、黄色いチューリップと赤いチューリップがランダムに描かれて、同じようにどっちが何本多いかまで答えていきます。
ここまで娘は答えられました。
最後に、白いチョウチョが黄色いチューリップにとまり、黄色いチョウチョが赤いチューリップにとまると、どっちの色のチョウチョが何匹チューリップにとまれないか。と聞かれます。
検査員は問題を出しながら、絵を指さしたりはせず、ゆっくりと話すこともしません。
この問題を私も聞いていて、一回聞いただけでは質問の意味が正しく理解できませんでした。似たようなワードが次々に出てきて頭の中が混乱します。
足し算・引き算・そして対比も理解していないと答えられません。
それ以前に、口頭での質問を聞いてその内容を理解する力も問われます。
6歳って、すごい!!!
娘は頑張って、白いチョウチョを2匹指さして、「これがとまれない。」と答えました。
その答えは正解ではありませんでしたが、当たらずとも遠からず、ABC判定のBでした。
また、口頭質問に口頭で答える問題もいくつかあります。
「電車に乗り遅れたら、どうする?」と聞かれました。
ここは田舎なので、娘が電車に乗るのは一年に数回だけ。乗り遅れるというシュチュエーションすら、理解できていません。
娘は「乗れなくなっちゃう。」とだけ答えて、これもB判定でした。
このように、6歳の知能は私が思うよりずっと、高いものでした。
この「田中ビネー」という発達検査は、知能指数を測るものです。
(この他に、発達指数を測る検査方法もあります。)
年齢の平均を100として点数が出され、それによって以下のように分けられます。
・130以上:極めて優秀
・120~129:優秀
・110~119:平均の上
・90~109:平均
・80~89:平均の下
・70~79:境界線(ボーダーライン)
・70未満:知的障がい
娘は91点。言葉の発達に遅れがあるため、質問内容が理解できなかった問題もあったものの、ギリギリ平均のゾーンに入っています。
これはあくまで、紙の上での知能検査なので、その子の人間性は反映されていません。これだけを見て、子供を評価するのは当然、浅はかです。
ですが知能指数を正しく知ることによって、子供の成長を促す方法を知ることができます。
検査の後には、日常生活において家庭でどう接すると良いか。先生にはどういった支援をしてもらうと良いか、といったアドバイスがもらえるので、それを求めて毎年受検しています。
発達検査は自治体が無料で受け付けているところも多いので、関心のある方はお住いの市役所などへ問い合わせてみてくださいね。
以上、田中ビネーのお話でした。
昨日は夕焼けが綺麗でした。東の空がこんなに色づいていましたよ。