~痛くない・怖くない~
娘が初めて治療のために歯医者を訪れてから、3か月近くが経過した。
発達障害の知識のある歯科医を尋ねたので、
発達検査をしてから、実際に虫歯を治療する前に、
歯医者に慣れて、怖がらなくなるまで何度でも練習をしてくれている。
毎回少しづつ器具の種類を増やしながら、常に励まし・褒めてくださる先生。
先生の丁寧な練習のおかげで、
娘は嫌がることなく歯医者へ行き、恐怖心なく診察台に寝て、
先生の指示に素直に従うことができるようになった。
そこで第二弾。
「笑気麻酔をしてシーラントをする。」
笑気麻酔とは、正式には「笑気吸入鎮静法」と呼ばれる麻酔法。
鼻に吸入用のマスクを装着し、陶酔効果のある笑気(30%以下の亜酸化窒素)と、
医療用酸素(70%以上の高濃度の酸素)が混ざった気体を吸入して、
痛みを感じにくくリラックスした全身状態を作り出します。
笑気麻酔を用いることで、治療中の痛みや歯を削る音・振動を気にすることなく、
緊張せずに快適な精神状態で歯の治療を受けることができます。
シーラントとは、奥歯の凸凹や前歯の裏側など、
虫歯になりやすい部分にプラスチックを埋め込み、虫歯菌が繁殖しないようにするもの。
予防治療ですが、保険適用内。
この笑気麻酔を使ったシーラントを何度か経験してから、
いよいよ、部分麻酔を使っての虫歯の治療に入る。
初診から虫歯の治療まで、4か月以上をかけていただくことになる。
幼いころの「歯医者は痛い、怖い」という経験がトラウマにならないように、
こんなにも段階を踏んで、根気よく治療を進めてくださる先生には、ほんとうに感謝している。
娘は毎日の歯磨きの大切さも理解してきているようで、
進んで歯磨きをするようになった。
そろそろ乳歯が抜けて永久歯へ生え変わる時期になる。
今回の虫歯の治療を終えてからも、
定期的なメンテナンスで、先生には長くお世話になりたいと思う。