~パーティーに期待すること~
とある記事に目が留まりました。
海外セレブから広まり、日本でも芸能人が開催している様子がSNSで話題となっている、「ベビーシャワー」。
妊婦さんが安定期に入った8カ月ごろに、親しい友人や家族とお祝いをするのです。
場所は、一般的には自宅やカフェ、芸能人はホテルなどで開催します。
「ベビーシャワージャパン」という財団法人や、「ベビーシャワープランナー」という資格もあるほど、本格的なんですね。私は初めて知りました。
室内の飾りつけはもちろん、ベビーをモチーフにしたケーキや、
乾杯は哺乳瓶でノンアルコールシャンパンと、もうすべてがベビーカラーでおとぎの国のよう。
このベビーシャワーは出産前のお祝いパーティーであり、
大切な人達とゆっくり会話を楽しむ貴重な時間でもあります。
自分の妊娠を祝福し、応援してくれる人がいることを実感できるのは、
ホルモンバランスの変化から不安やストレスの多い妊婦さんにとって、
とても心強いことです。
出産後に育児で疲れてしまった時にも、この時の写真を見てもう少し頑張れたり、
一人で抱え込まずに、応援してくれる人たちに助けを求めたりもスムーズにできるかもしれません。
東京23区で2005年から14年までの間に63人もの妊産婦(妊娠から産後1年まで)が自殺で亡くなっていたことが分かりました。
産後の自殺の原因では産後うつが一番多かったそうです。
妊産婦の出血などによる死亡率より、妊娠から産後1年までの間の自殺率は、約2倍。
約10~15%もの母親が産後うつになっているという。
対策として、専門家によるメンタルケアはもちろん、産後うつについての周囲の認知が大切です。
このベビーシャワーは、そういったことの理解を深められる機会としての役割もしてくれたらいいな。と思う。
ママの気持ちに寄り添うことが大切。ということを認識できるパーティー。
そして、ママと親しい人たちの絆を深めるパーティー。
私はもう出産の予定はないけれど、身近に妊娠したお友達がいたらぜひ開催してみたい。
「応援しているよ。」「いつでも話を聞くよ。」「頑張りすぎないでね。」という想いを込めて。