~0次矯正という考え方~
私自身、中学生の時に歯科矯正をした。
とても痛くて、とにかく痛くて、痛み止めを飲んでも眠れず辛い経験だった。
健康な歯を2本抜いたし、2本が虫歯になった。
でもおかげで歯並びが綺麗だと人に言われたこともあり、両親には感謝している。
その経験から娘の歯並びも気になっている。
まだ乳歯だからそこそこ綺麗に並んでいるけれど、隙間が少ない。
ということは、永久歯になったときには並びきらないと予測できる。
だから早くから歯科矯正を検討して、なるべく短期間で痛みのない方法で矯正したいと思っていたが…
大人になってから抜歯をして歯並びを改善する矯正治療は、2次矯正。
小児矯正は1次矯正と呼ぶ。
これは、アゴの骨の大きさを適切な大きさまで誘導することで、歯の並ぶスペースを確保し、
歯が自然に並ぶようにするので、抜歯はほとんどしない。
さらに0次矯正という考え方がある。
適切な食事、噛む回数、姿勢など、小さい時からの習慣を正すことで、アゴの発育を正常にするという。
わざわざ治療をしなくても、矯正治療が必要にならない可能性が高くなるこの0次矯正。
これは5歳の娘の場合、とっくに始まっていることになる。
「良く噛む、正しい姿勢、バランスのとれた食事」と、基本的なことが健康の基礎なんだ。
日本人は食の欧米化と、食べやすい柔らかいものばかりを食べるようになって、
それがアゴの成長の遅れと歯並びの悪さにつながり、やかては健康被害につながっている。
0次矯正という考え方はとても大切だと思う。
それでも治療が必要なになったら、きちんと治そうと思う。
最近の1次矯正の治療法で、
「歯を抜かない」「ワイヤーを使わない」マイオブレイス矯正、というものがある。
オーストラリアで開発された治療法で、
筋機能のトレーニングと習癖の改善により、不正咬合を防いで悪くなる原因を改善するというもの。
頭蓋骨の成長段階でしか効果のない治療法のため5歳〜10歳で行う。
具体的には、呼吸と姿勢のトレーニングと、1日1時間と就寝時に器具を装着する。
あるクリニックでは初診料と診査診断料で¥14040、とある。
保険適応外だから、そこそこ費用もかかる。
まずは、0次矯正、頑張ろう!!!