~たいせつなこと~
テレビをほとんど見ない私が、強烈にハマっているドラマ「コウノドリ」。
毎回、妊婦さんと一緒に泣いています。
出産シーンはリアルすぎて、経産婦は平気だけど、
そうでない人は大丈夫なのかな・・・?
でも、どんな人にも見てほしいドラマです。
今日は自身の話ですみません。
私は一人目を37歳で出産し、続けて二人目を目指しました。
生理周期は常にキッチリ決まっていて、
一人目の時は子作りを始めてわずか2カ月目で懐妊。
妊娠も出産も全く問題なく、
心配ごとも苦労もない、いたって健康のままの安産でした。
けど、産後1年半で断乳しても生理がこない。
早く二人目を授かりたくて病院に相談。
「排卵誘発剤」を服用し何度も人工的に生理を起こさせても、自分で排卵しての生理がこない。
不妊治療を視野に入れ、(これには夫婦間で長い話し合いが必要でした。
予め、どこまで、いつまでやるのかを決めた方が良い。というアドバイスを本で読み、ゴール設定にかなり悩みました。)
そして、専門の病院で血液検査をしてもらったところ・・・
「閉経しています。」 とのこと。
これまでの人生で、この時ほど頭の中を殴られたような感覚はなかった。
これまで健康面には恵まれてきた。自分にそんな事が起こるなんて・・・
人工授精まではしよう、体外受精はやらない方向で行こう。
などど夫婦でたくさん話し合ったのに・・・
どうしても受け入れられずネットで色々調べ、
AMH検査(あとどれくらい卵があるかを調べるもの)があることを知り、
さっそく検査を実施している病院へ。
後日、結果が郵送され・・・・
「0.001%」と書かれてあった。
これで現実を受け入れた。
このときすでに、メンタルはだいぶ疲れてしまっていた。
閉経の平均年齢は50歳。
だがその年齢には幅がある。
女性は生まれる前から卵のもととなる原始卵胞を持っていて、
生まれた時にはすでにその多くを失い、約200万個になっている。
その後、思春期には約20~30万個へと減少し、
その後は1ヵ月に約1000個がなくなっていく。
よって、卵が尽きる閉経の年齢には幅があり、早い人では35歳という。
私には不妊治療を考える余地もなく、二人目は諦める。という道しかなかった。
その時期は、仲良くしていたママ友に二人目ができたり、
大事に取っておいたベビー用品を処分することで気持ちを整理させたりと、
何をしていても辛かった。
でも、大切なことに気が付いた。
「生まれた娘は、わたしの最後の卵だったんだ。」
わたしが出産できた最初で最後の子供が、
元気に生まれてきてくれて、ほんとうに良かった。
人生にはふいに、思いもよらないことが起こる。
自分ではどうしようもないことが。
だからこそ、大切なことが見えてくる。
命をつなぐこと。
大切な人を守ること。
自分にできることを、精一杯やっていこう。
そんなことを想いながらこのドラマを見ています。
いろんな状況の方に見てもらいたいなぁと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。