〜人とのつながりが成長を促す〜
少し前の話ですが、娘が運動会の時に見せた姿に感動した話です。
初めての小学校の運動会で、どんな感じなのか全くわからずに当日を迎えました。娘はいつも通りに通学班で登校し、親はお弁当を持って開会式の時間に合わせて行きました。
学校へ到着するとちょうど開会式の入場を待って生徒たちが整列していました。娘の椅子が置いていある席の場所は知っていましたが、整列する場所までは知らなかったので、500人もいる生徒の中から娘を見つけることができません。
これはちゃんと見ていないと動画を撮影できないぞと危機感を覚えましたが、開会式が始まると見つけることができて一安心。
続く最初の出番の種目は「かけっこ」でした。入場門に並んで出番を待つ娘の近くへ行き、アイコンタクトでエールを送りました。すると娘が指で「7」を作って見せてきます。パーとチョキを作って差し出しています。
「え?まさか、7番目に走るってこと!?」と思いながらオッケーサインを返して見ていると、確かに7番目の走者でした。
私がアイコンタクトでエールを送っていることに気が付いた瞬時に、私が欲しい情報を提供した娘の行動にはとても感動しました!!!
そこにはもちろん、ちゃんと見ていて欲しいという気持ちがあるからであって、いつでも相手の立場に立って言動できるほどには、まだ成長していません。
でも、コミュニケーション能力が低く、相手の気持ちを推し量ることが苦手だと医師から言われている娘が取ったこの行動は、娘の成長の可能性、伸びしろを感じさせてくれる嬉しいものでした。
ママに見て欲しい。知って欲しい。わかって欲しい。その欲求が、娘の能力を伸ばしているのだと思います。
人は誰しも、誰かの役に立ちたいとか、誰かに喜ばれたいといった欲求があると頑張れます。
子どもも大人も、人と人とのつながりが原動力になって成長につながるのでしょう。私も娘とのつながりから、実に多くの事を学んでいます。感動ももらっています。
これからも娘の成長を楽しみにして見守っていきたいです。それと共に、自分ももっと成長したいと思います。