~「おもてなし」を知る~
図書館でまた素敵な絵本を見つけました♪
「もりのホテル」作・絵 ゆくざわ ゆみこ
ふくざわゆみこさんの絵本は大好きです。森の動物たちが生き生きと描かれ、描写の細かい絵は色彩がとても優しくてほっこりします。たくさん出版されているのでぜひ手に取って読んでください♪
その中でもこの「もりのホテル」は、子どもが大好きな「ツリーハウス」が舞台のお話です。私も子供の頃はツリーハウスにとても憧れました。大きな木の上に住む。というシュチュエーションにとてもわくわくしたのを今も覚えています。
あらいぐまの家族が経営する木のホテルには、いろいろな生き物が宿泊にやって来ます。
ヘビさんには細長いお部屋に案内し、ベットをつなげて体を伸ばして眠れるようにしてあげています。
ディナーの最後は、お客様の顔をかたどったデザートです。お客様たちはとてもくつろいで満足し、夜は更けていきます。
こんなホテルがあったら行きたい!今すぐ森に行きたい!そう思わせてくれる心温まるお話です。優しさと笑顔があふれる絵本ですが、その中に大切なメッセージが含まれています。
お客様のひとりひとりの望みに合わせてサービスを提供しています。これは子どもにとっては日常では経験しないシュチュエーションですから、この絵本を読んで、「相手の望みを推し量る。」ということを知ります。
実際に娘はお友達が家に遊びに来てくれた時に、玄関に受付を用意して「おもてなし」をしていました。すぐに現実に置き換えて実践できるって、子どもの頭は柔らかいですね。
娘はこの本が気に入ったようで、何度も「よんで」と言って持ってきます。夢と学びが詰まった絵本。これからもたくさん読み聞かせてあげようと思います。