~感情の成長~
療育の先生が面白い質問をしていた。
「怒る」 「楽しい」 「悲しい」 「嬉しい」の4枚のカードを並べ、
先生の質問に、娘が選ぶ。
①「お友達が自分のおやつを食べてしまったら?」
↓
「悲しい」
②「難しい算数の問題がでてきたら?」
↓
「怒る」
これ、間違っていないけど、逆が正解かと思う。
幼児に「基本的な顔の表情の絵」を見せたとき、
「これは怒っている顔」などがわかるようになるのは4~5歳。
感情も年齢と共に発達していく。
そして感情を言葉で表現することも、徐々にできるようになる。
娘はそういった成長過程の途中。
だから今は、
「ポジティブな感情とネガティブな感情を
分けて認識できていれば、正解」。
「怒る」と「悲しい」の違いは、まだ曖昧。
そう思うと日常生活の中で、
「なんで今、怒るの?」「なんで今、泣くの?」という場面があるのもうなずける。
文句を言いたい時に、泣く。
転んで痛い時に、怒る。
幼児の感情表現は、まだ不器用なんだ。
そんな自分にジレてしまうことも多いのだろうな。
あれれ? 大人も同じようなことがある。
言うべきことがあるのに、言えなくて泣ける。
転んで痛い時に、自分に怒れてしまったり。ね。
「怒り」と「悲しみ」は、そもそも複雑なものなんだ。