~名前は同じ、その由来~
1月11日。今日は「鏡開き」の日です。
お正月に年神様にそなえた鏡餅を、お雑煮やお汁粉にして食べる日です。
一家円満を願いながら、刃物は切腹を連想するため敬遠され、木づちで砕きます。
関西では鏡開きは1月20日です。松の内が1月15日の地域の鏡開きは20日なります。
これについては先日も書きました。
お正月の間、年神様の居場所になっているのが「鏡餅」です。
松の内が過ぎたら、下げて食べ、年神様をお送りするのです。
そして、家族の一年の無病息災を願います。
お酒好き、樽酒好きな私としては、日本酒の「鏡開き」も魅力です。
以前から、なんで同じ名前なんだろう?と疑問に思っていたので調べてみました。
古くから酒屋では、酒樽の上蓋のことを鏡と呼んでいました。
そして日本酒は、神事を営む際に神酒として供えられ、
祈願が済むと参列者でお酒を酌み交わし、祈願の成就を願う習慣がありました。
神酒が樽で供えられた時には樽の鏡を開いて酒を振る舞いました。
その後近年では、新築建物の完成時、創立記念日、結婚披露宴、開店の御祝いなど、
おめでたい席で樽を威勢よくあける「鏡開き」を行うようになりました。
「鏡割り」も「鏡開き」も同じ意味です。
おめでたい席には、「割る」より「開く」という言葉が選ばれる、というだけのこと。
同じ「鏡開き」という名前でも由来は全く違うようです。
いづれも日本の長い歴史の中で受け継がれてきた習慣です。
これからも、その意味も合わせて継承していきたいですね。
私が結婚披露宴で体験した、最新の鏡開きもご紹介♪
この小さな樽に、お菓子を入れて演出していました。
子供も参加できる楽しい鏡開きです♪
さて今日は、お餅の方の鏡開きの日です。みなさんも食べてくださいね。
お餅の上にみかんが乗っているのは、どうしてなんでしょうね・・・?