〜自然な感覚って?〜
先日、自宅の郵便受けに入っていた封書に「検察審査会制度」と書いてありました。なんだろうと思って開封すると…
「検察審査員候補者名簿への記載のお知らせ」とあります。
私が検察審査員になる可能性があります。という内容でした。
まさか!マジで!?
この「検察審査員」の役割は、検察官が被疑者を裁判にかけなかったこと(不起訴処分)のよしあしについて審査を行うことです。20歳以上で選挙権を有する国民の中からくじで無作為に選ばれます。
管轄区域内ごとに選ばれるのはたったの11人!!!(管轄区域がよくわかりませんが。) それに私が選ばれるとは! これも“くじ運”でしょうか。
いえ、それはまだ早い。今回は候補者に選ばれました。というお知らせです。候補者は400人います。(でも400人だからやっぱり驚き!)
この400人の中から、さらにくじで5~6人が検察審査員もしくは補充員に選ばれます。
半年の任期の中で、最初の3か月は前の任期の審査員の方と一緒に行い、後の3か月は次の任期の審査員の方と一緒に行い、常に11人の審査員がいるそうです。
ですから今の私の状況は、400人の候補者に選ばれた。ということで、この先さらに5~6人が正式に検察審査員に選ばれる。ということのようです。
続いて数週間後、もう一通の封書が届きました。
「質問票」というものです。これは検察審査員になれる人かどうかを確認するものです。
①以下の人は審査員になれません。
・国務大臣 ・裁判官 ・裁判所の役員 ・警察職員 ・自衛官 ・弁護士 ・義務教育を修了していない人。などなど19項目に該当する人は、審査員になりません。
②辞退を希望するか。
・70歳以上 ・教員 ・過去に審査員であった ・重い病気や長期の海外旅行などのやむを得ない事情。など10項目に該当する人は辞退を希望できます。
私の場合、どちらにも該当しません。それでも、質問票に氏名や日中の連絡先を書いて7日以内に返送しなければならず、もういよいよなのか。という気持ちになります。
(これって…期日内に返送しないと、いいかげんな人=選ばれない。なんてことはある?と思いながら、真面目に返送しました。)
裁判員裁判の裁判員も同じようにくじで選ばれます。こちらは一つの事件の審理に参加するので集中して3~5日出席することが多いですが、検察審査員の任期は6カ月です。その間に平均して月に1~2回の審査会議に出席することになります。
もし選ばれたら・・・想像しただけでドキドキします!選ばれたいのか選ばれたくないのか、どっちなんだろう?
貴重な経験と社会貢献ができそうだけど、月に2回のペースで半年の任期というのは拘束時間が多いように思います。
法律の専門知識は不要で、自然な感覚で参加すればよい。ということですけど…ねぇ。
ソワソワしながら、あとはくじ運に任せるだけ!
花びら1枚ずつ散っていくはずの桜が、強風のせいか花ごと落ちてしまっていました。拾って自宅に生けたら、3日経ってもきれいに咲いてくれています。