~何事も経験!~
今年度、保護者会の副会長がくじ引きで当たった私。
さほどやることはなく、行事の時に少しお手伝いするくらい。
年間のやることリストを見てそう思った。実際そうで、さほど手間はかからない。
しかし、だがしかし、役員8人の意見が思ったほどサクッとはまとまらない。
①昨年と同じように進めたい保守派。
②どうせなら昨年より良くしたい改革派。
③とにかく時短。手間を省きたい消極派。
一つひとつの事柄に、これらの意見が交錯する。
例えば運動会の日の、朝の集合時間。
役員は駐車場の整理係をするので、開園(=開門)の8時より前に集合する。
昨年の集合時間は7時50分だったらしい。
②の改革派は、「早くから来て門に並ぶ人がいるから、役員はそれより早く来るべきではないか。」と、8時40分を提案する。
③の消極派は、「そうすると年々早くなって大変なことになるのではないか。
駐車場の案内も8時の開門の時間に合わせて始める事になっているのだから、時間を早める必要はない。」
①の保守派は、「昨年問題がなかったのなら、昨年と同じ時間でよい。」
と、こんな感じ。
今回は多数決で昨年と同じ時間に集合することになった。
人の数だけ考え方があって、想いもある。
どの人も自分の考えが最良だと思い、良かれと思って発言するし、自分は常識的な人間だと思っている。
実際にどの人の発言も間違っていない。
今回こうして役員を経験して、改めて人と協力していくことの難しさを感じます。
先生と生徒、店員と客、という、どちらかが相手に従うという間柄があるなら話は早い。
でも同列の人が複数いるという状況は、そこに優劣をつける必然性が生まれる。
幸い役員の皆さんは大人なので、自分の意見を押し通す人はいなくて助かった。
でも意見を聞いて選択していく作業だけでも疲れる。
それぞれの発言には、ちゃんと考えられた想いがあることがわかるから。
保護者会役員は、いい人生勉強になる!
何事も、経験して初めてわかるのね。