~許容範囲を決める~
小さな子供を持つ親向けの講座を受けたお話の続きです。
心のコップを大きくしておくことに続いて、
許容範囲を広げること。これが大切です。
私たちを怒らせるも。
それは、「~はこうあるべき。」という、自分が信じている理想や価値観と、違う言動です。
例えば、待ち合わせを10時と約束する。
Aさんは、10時10分前に到着する。これが礼儀と思う。
Bさんは、10時ちょうどに到着する。10時までに到着すれば良いと思う。
Cさんは、10時5分後に到着する。10時前後に到着すれば良いと思う。
このように、人によって基準は違って、どれも正解。
自分の「べき」と他人の「べき」は違うことを容認する。
容認する。といっても難しいので、整理してみましょう。
自分の価値観と
①同じ = 容認できる。
②少し違う = 許容範囲。
③全く違う = 許容できない。
①と②は怒らない、③は怒る範囲になります。
この②のゾーンをなるべく大きく広げるのです。
そして子供に対して②と③の境目を日によって変えないことも大切。
その時に意識すること。
・成長途中の子供は、頭で理解しても行動に移せない段階がある。
「10数える間にやろう。」などと、成長に合ったステップを設けてあげる。
・子供に、自分らしく自立して生きていく力を付けてあげることが親の役目。
それ以外、それ以上は不用。
私も、自分の持っている「べき」を考えてみました。
出てくる出てくる、たくさんあります。もう、べきべきだらけ。
この「べき」たちは本当にそうでなくてはいけないのか?
いえ、違います。
②と③の境目を決める。これも難しい…。
これは子供の個性を認めることにもつながると思う。
日によって変えず、成長に合わせて変えるって、頭が混乱してきそう。
「アンガーマネジメント」。奥の深い話です。
まだまだ勉強が必要だな~。
最後に、子供を怒る時のNGワード。
・過去を否定しない。=「前からそうだね。」「何度も同じ過ちをする。」
・決めつけない。=「いつも間違える。」「絶対できないよね。」
・原因を責めない。=「なんでできないの?」「どうしてそうするの?」
う~ん、つい言ってしまう一言。
耳の痛い話です。