~劇の配役に見える社会性~
娘の保育園で劇の発表会があった。
事前に先生からは、「上手にできていますから、大丈夫ですよ!」
とお墨付きをもらっていたおかげで、安心して観賞できた。
34名の園児が8種類の役に分かれたから、ひとつの役に4~5名いた。
その4~5名が、一緒にセリフを言ったり立ちまわったりする。
その配役に、大きく納得した。
●主役・・・リーダーシップが取れる子、取りたい子。緊張している。
●アイドル役・・・まさに、将来アイドルになりたいと思っている子。とにかく嬉しそうに踊っている。
●お姫様役・・・自分に自信があり、しっかりしている子。堂々と演じている。
●マックの店員役・・・人を笑わせることが好きな子。変顔の子も。
●寿司屋の役・・・わんぱくで、いい意味で優等生と反対。照れている子も。
そして娘がやった、
●妖精の役・・・ちょっと発達がゆっくりな子と、集団の中心より周りを好む子。ふわふわした感じ。
セリフも出番も少なめだったけど、間違えずにしっかりやれていた。
先生から聞いた話では、配役を決める時に、
「○○君はお寿司屋さんだよね。」「○○ちゃんはアイドルでしょ。」
というようなことを、子供たちが言い合っていたという。
みんな5歳。もう個性は十分に確立されている。
そしてクラスという集団の中での自分のポジションを、自覚している。
なんだか将来がうっすらと見えるようだ。
もちろん、この先に新たに現れてくる一面もあるだろうけれど、今ある個性が根本的なものなんだろう。
たくさんの父兄が見守る中での発表だから、
緊張や照れで練習通りではなかった子もいたようだけれど、
それがまた微笑ましくて、和やかな参観だった。
●2月8日 ロカビリーの日
~1958(昭和33)年のこの日、有楽町の日劇でウェスタンカーニバルが開かれました。~