〜ショックだった光景〜
金曜の夕方4時すぎ。私が電車に乗っていると、座っている私の前に後から乗ってきた女の子が立ちました。
私立の制服と黒いランドセルの7才くらいの女の子。手は吊り革に届かないのでどこにも捕まらずに立ったので、「すわる?」と声をかけました。
黙って頭を縦に振ったので席を譲ると、ランドセルを背中にしょったまま座りました。
小さな身体なのでランドセルをしょったままの方が膝が自然に曲がって座りやすいのか、ランドセルにもたれていい塩梅で座っているのを見ていましたら…
あっという間にそのまま寝てしまいました。
顔を上げて、ランドセルの上部に置くようにして、しっかり寝込んでしまいました。鼻の穴が前に立つ私によく見えるほどの首の角度でスヤスヤと…
(公園で見かけた、がくあじさい)
そのまま30分近く電車に揺られて私は降りましたが、女の子はその間もずっと深い眠りについたままでした。
降りる駅を寝過ごしている?
めちゃくちゃ疲れが溜まってる?
ひどい寝不足?
帰ってから宿題できるのかな?
もしかして習い事とかこれから行くのかな?
それがスイミングとかだったらかわいそう…
などと私はしばらく気になって仕方がありませんでした。
娘より小さな小学1年か2年の女の子が、通学に1時間近くもかけていること。その時間がもしかしたら大事な睡眠時間になっているかもしれないこと。
そう思うととても気になります。
(花びらが重なるあじさい)
私立の小学校へ通っているのですから、しっかりしたご両親に大事に育てられていることでしょう。
そのご両親がこの寝姿を見たら何を思うのか…?
幼い子が遊び疲れて、帰りは抱っこされたまま寝てしまう。それはとても微笑ましい光景です。
でも学校帰りの電車内で爆睡する姿は・・・
自分で目標を持って励む受験勉強とは違って、親の期待に応えるべく頑張っているような気がして、痛々しい姿にショックを受けました。
土日はゆっくりの休んで月曜日は元気に通学できることを願うばかりです。