〜大事な身体〜
肩を骨折して1ヶ月が経過しました。
最初は手術をしてボルトで固定する話が医師からあり、「これはエラいことになった・・・。」と青ざめた私でしたが、結果として手術はせずに温存療法で骨はくっつきました。
当初の予定より1週間も早くリハビリが始まりました。痛みや患部の腫れ、手のしびれといった症状がまったく無かったからです。おかげで完治まであと少しです!
経過が良好なのは・・・打ちどころ?折れどころ?が良かったのでしょうか。笑 あとはひたすら安静にしていられる環境のおかげだと思います。
こうして振り返ると、腕全体が全く動かせなかった事故日から、一日づつ回復し、昨日まで痛くてできなかったことが少しづつできるようになる、という日々でした。同時に、右手だけでできることが増えていく毎日でもありました。笑
人間の回復力、リカバリー力はものすごいですね!身を持って知りました。
これはすごくありがたいことです。親に健康に産んでもらって、成長させてもらったから、ケガをしてもじきに治っていくのです。
先日お友達の愛車が故障し、修理に20万円ほどかかると言われてとても嘆いていました・・・。車は修理に大金が必要だけど、私の腕は安静にしていれば治っていきます。
(空港へ飛行機を見に行きました。)
もうひとつ思うことがあります。
今回のケガは後遺症はおそらく残りません。ですから完治すれば元通りの生活が送れます。でもそうでない場合のことを想像すると・・・とても辛いです。
「リハビリ」という言葉は、かつてできていたことができなくなったときに、できるようにするトレーニングのことを言い、
元からできないことをできるようにするトレーニングは「ハビリ」と言います。
乙武洋平さんが義足で歩くトレーニングをされています(素晴らしいことです!)が、これは「ハビリ」なんですね。
乙武さんは「ぼくは生まれたときから手も足もないので、歩くといっても足や腕の動かし方がわからない。」とおっしゃっていました。リハビリよりもハビリのほうが難しいのかしれません。
話を元に戻しまして、
自分の身体に備わっていた機能がある時からなくなるということは、(老化を除いて)どんなに辛いことなのか・・・
生まれつき身体機能の一部に不具合があるのは、どれほどの身体的・精神的な負荷なのだろうか・・・
といろいろ想像しながら、今日も私はリハビリに励んでいます。
大事にしよう!自分の身体!