〜寄り添うということ〜
今日は子育ての中で無視できない、不登校について書きたいと思います。
仲良しのお友達がある日の夜、「明日は学校に行きたくない〜。」と泣き出したそうです。小学3年生の女の子です。
子どもの気持ちを尊重したお母さんは叱ったり説得することなく、翌日はお休みして家で過ごしたそうです。ですが担任の先生は、なんとかして明日は来て欲しいと色々な提案をされたそうです。
「好きな教科だけ来ませんか?」とか、「給食を食べにおいでよ。」とか。
こういった先生の対応は一方的だと思うのです。女の子が行きたくないと泣いた、その理由と気持ちを十分に理解しているのでしょうか?
女の子はこれまで我慢を重ねてきたはずです。緊張や不安、辛くて悲しいネガティブな感情が、心のコップから溢れてしまったのです。
心のコップに余裕がなくては、また学校へ行こうとは思いません。無理矢理に連れて行くのは逆効果だと思います。
幸いお母さんが女の子の気持ちにしっかりと寄り添ってくれました。家でゆっくり過ごす中で、女の子は自分のペースでコップのネガティブ水を減らすことができ、1週間ほどでまた学校へ通い始めました。
その1週間の間も先生はマメに連絡をしてくださったそうですが、内容はずっと同じようなものだったそうです。
(もうすぐクリスマスですね☆)
この女の子は軽い自閉症です。感覚過敏があり集団の中で過ごすことにストレスを感じます。ですがIQは平均なので普通級へ通っています。先生はもちろんそれを承知なのに、なぜ気持ちに寄り添ってくれないのでしょうか。
「支援級のクラスに来てみませんか?」という提案まであったそうで、それは早計すぎます。その前に、具体的に何がストレスでどんな支援が良いのかというコミュニケーションをして、たくさん試してみて、それでもやはり普通級ではストレスがあり過ぎる、ということを本人も親も感じるのであれば、支援級を検討するべきだと思うのです。
学校の先生は、不登校=問題児、という定義なんでしょうか??
学校へ来て欲しいと言う先生は、なぜ来て欲しいのでしょう?問題児を出さないという先生自身の希望であれば、何も解決しません。
(玄関の寄植えをリニューアルしました!)
私の娘も軽い自閉症とADHDで感覚過敏もあります。不登校の経験はまだありませんが、今後同じようなことがあれば、私もしっかりと娘の気持ちに寄り添っていきたいと思います。