〜秋に咲いたアサガオ〜
昨日、庭に咲いたアサガオです。
私は毎年4月にアサガオの種を撒き、夏に咲くたくさんの花を楽しんで、夏の終わりに種を取っています。その種がプランターに落ちたらしく、また芽が出てきたのです!
出てきた双葉を見て驚いて水やりをしていましたら、ツルが伸びる前にツボミがたくさんできて一気に咲きました。
今日はすでにしおれてしまい、一日しか咲きませんでした。きっと秋になり冬になるのを感じたアサガオが、確実に種を残すためにツルを伸ばすのをやめて、花を咲かせたのだと思うのです。アサガオってすごいですね!!
さて今日は、ママ友の旦那さまのお話です。
私は娘が3歳で発達障害がわかった頃から、自分と同じように子どもの発達を心配するお母さんやお父さんと交流する機会に恵まれてきました。その中で出会ったトモちゃんのお父さんのお話です。
娘と同じ学年のトモちゃん。お母さんとは、子どもが2歳の頃から色々と話す仲です。でもお父さんにお会いしたことは一度もありませんでした。
それが最近、私の夫とトモちゃんのお父さんの趣味が合うということがわかり、パパ同士も参加してふた家族の6人で公園へ出かけました。
トモちゃんのお父さんは、「はじめまして。」と明るくご挨拶をしてくださり、積極的に話しかけてくれる社交的な方でした。終始「明るくて良い人」という印象でしたが、ひとつだけ驚くことがありました。
トモちゃんも娘と同じ「自閉スペクトラム症」の診断があります。娘と同じく普通級に通い、その程度は軽いタイプですが、学校生活での困りごともあり療育に通っています。
そのトモちゃんのお父さんが私に「お子さん、普通に見えるけど障害あるの?」と聞かれたので、「自閉スペクトラム症と、ADHDなんですよ。」と答えると、
「ADHDって、なんですか?」と。
トモちゃんのお父さんが一度でも自閉スペクトラム症について調べたり本を読んだことがあれば、「ADHD」は必ず解説に出てくるワードです。必ず。
トモちゃんは6歳で診断され、今は8歳ですから、その間にお父さんはトモちゃんの障害について正しく知ろうとしていない、ということかと思います。
かわいい我が子を障害児と診断されると、パパもママも戸惑います。それまでの疑問が決定的なものとなった「やっぱり」という気持ちと、「そんなはずはない」という気持ちが入り混じります。
そして、私が出会ったママたちはみな、自然と事実を受け入れて子どもの幸せを最優先に考えるようになります。
でもパパたちはの中には、障害を受け入れられない気持ちをずっと持っている方がいらっしゃいます。
ママにだけでも理解があれば子どもの環境はある程度は整いますが、パパの理解と協力がないとママの気持ちも揺れ動いてしまい、その子にとって最良の環境を整えるのは難しくなります。
公園で遊んでいる中で、トモちゃんが苦手でできないことをお父さんが馬鹿にするという場面を見た時、お父さんが障害を受け入れていないことを確信しました。
定型発達の子であれば努力でできるようになることが、障害児は一生できません。それを馬鹿にして…
芽を出したら秋だった。ならば早く花を咲かせようとするアサガオ。柔軟に対応してきれいに咲いてくれました。
お父さん、トモちゃんには素敵なところがたくさんあるよ!得意なこともいっぱいあるよ!!!