〜自分を大切にして欲しい〜
こちらは娘が学校からもらってきたパンフレットです。
「名古屋法務局・愛知県人権擁護委員連合会」が作成した、小学生が困っていることを相談できるという案内です。
「子どもの人権 SOSミニレター」悩みを教えて!必ず力になるよ!悩みがあったら手紙を書いてね。ひみつは守るよ。と書かれています。
これまでにも他の団体からのこういった案内を学校からもらってきたことが何度かありました。それらはどれも電話番号が載っているだけでした。
それらを見て私はいつも思っていたのです。
小学校の低学年でキッズ携帯を持っていない子は、どうやって電話をかけるのだろう?公衆電話は見かけなくなったし、学校の電話を借りるのは勇気がいると思うので、自宅の固定電話からかけるのだろうと思うのです。
その時にもし、家庭内の悩みを相談したい場合や、相談内容を親に聞かれたくない子は、その子が相談したいと思うタイミングで電話がかけられるのでしょうか?
自宅で一人でいる時間はごく限られるか、ほとんどない家庭も多いと思います。
ですから電話番号しか載っていない相談窓口は、相談したいのに相談できないという辛い思いをする場合もあるだろうと思っていたのです。
だから今回の、手紙で相談できる。切手はいらない。必ず返事が来る。というこの企画は素晴らしいと思います。
低学年ではまだ文章を書くことが未熟ですから、手紙の内容はよくわからないものかもしれません。でも学校名や自分の名前を知らせることで、悩みがあることを伝えることはできますから、SOSは発信できるのです。
その一歩を踏み出せるかどうかは、とても大切なことと思います。
可愛らしいキャラクターが「人権」について説明していて、相談していいんだよと促してくれています。
いじめ、家庭内暴力、発達障害、精神疾患、性同一性障害、SNSでの誹謗中傷など、
子どもが気軽に口にできない悩みはさまざまあります。子どもたちがみな、自分を大切にして、たくさんの愛を受け取って欲しいと思います。