~娘の苦手が克服されていた~
娘の小学校は春と秋に授業参観がありますが、
今年はコロナの影響で春の授業参観は中止になりました。
なので今回の授業参観は昨年の秋から1年ぶりです。
今年の担任は50代半ばのベテランの女性、Y先生。
どんな授業をするのか楽しみにして行きました。
コロナ対策として、参加人数は各家庭で1名に限定され、
1限目と2限目に分かれて参加したので父兄の数は子どもの半分でした。
おかげでゆったりとした中で参観できました。
Y先生はけっこうな名古屋弁でお話になります。
「はよしや~。」
「まだまっとってね。」
「それはいかんよ。」
などと子どもたちに語りかけます。笑
決して早口にならず、滑舌よく、センテンスは短くてわかりやすい。
そして先生が話すことに無駄なセリフは何一つありません。
ですから全てを最後まで聞いていないと、授業の流れについていけません。
そのことを生徒たちもよくわかっているようで、みんな先生の言葉に耳を傾けて集中して聞いていました。
さすがベテランの先生だなぁと感動しながら、娘の姿にもまた感心しました。
娘に驚いたことは2つあります。
①同時に2つの行動ができた。
耳で話を聞きながら同時に手を動かしてノートに書き取っていました。
先生は言いながら黒板に書きいていき、娘は先生より早く書き終えています。
②同時に複数の口頭指示が聞けた。
先生の口頭指示は最多で4つ同時に出されました。
「このプリントを外表に2つ折りにして、
今開いてるぺージに挟んで、
この教科書は机にしまって、
次は音楽の教科書を出したください。」
と言ったのです。
クラスを見渡すと、
中表に折ってしまった子、
ぺージに挟まずに教科書とバラバラにしまっていた子、
音楽の教科書を出し忘れている子がいました。
その子たちには先生から名指しで追加の口頭指示があり、
すみやかに全員が整いました。
娘の発達障がいの特徴に、
・同時に2つの行為をすることが苦手。
・複数の口頭指示が一度では入らない。
ということがあったので、それらがクリアされている姿にほんとうに驚きました。
このY先生は、いい意味でおおらかです。
多少できなくても何事もなかったかのようにフォローしてくれます。
おそらく娘も春夏のころはたくさんフォローしてもらったことでしょう。
それを繰り返し、だんだんとできるようになっていったことが想像できます。
Y先生のような広い心が、子育てには必要なんですね。
今日できなくても明日はできるかもしれない。
そう思ってフォローを欠かさずにしていれば、
気づいたらできるようになっていた。というのが、子どもの成長なんでしょうね。
先生には感謝しかありません!!!
来月の個人懇談で、しっかりとお礼を伝えたいと思います。