〜親にも福祉支援が欲しい〜
今日は発達障害の話です。
娘はADHDと自閉症スペクトラムの診断がありますが、どちらも軽度です。
このことを、いつ、どんな形で本人に伝えるか。ということを最近考えています。
娘は小学校1年生という幼さから、今は日常生活においてはほとんど困ることはありません。毎日楽しく学校へ通っています。
ですが、3年生〜4年生になる頃は違うだろうと主治医は予想しています。
というのは、今は周りの大人たちが、忘れ物のないようにサポートしたり、集中できる環境を作る配慮をしたりしてくれていますが、それらは徐々になくなっていきます。
定型発達の子どもは自分のことを自分で管理できる範囲が広がっていき、しだいにサポートが必要なくなるからです。
娘の場合はというと、他児と同じように自分のことを自分で管理できるようには、ならない可能性が高いです。
その時に娘は「自分は他の子と違う。」という感覚を覚えるでしょう。
そうなった時、私は娘に障がいのことを伝える方がいいのか。伝えたことを娘は理解できるのか。
以下、引用
こんなとき、どうする:本人に診断を伝える - 発達障害情報・支援センター
自身の障害を理解することが力になるような時機は、人生のなかで何度もおとずれます。
・まわりの同年代の子どもとのちがいに気づき始めた学童期
・学業や友人関係につまずき自尊心が低下した思春期
・進学や就職など適性に沿った進路選択に悩む青年期
・職場での対人関係や仕事が思うようにいかない成人期
その子の理解力や環境によって、告げる最適な時期は変わるでしょう。
本人が自信を失ったり自己否定をしたり、それによる二次障害(パニック症や統合失調症など)が発生する前に告げることが必要だと思います。
私の場合、娘の知能は平均ですから、自尊心が傷つく前のに告げてあげたいと考えています。
思春期の前の学童期となると、さほど遠い未来でもありません。
文部科学省が2012年に行った調査では、「発達障害の可能性がある」児童の割合は6.5%でした。15人に約1人。クラスに2人程度です。
私と同じように悩んでいる親御さんもこれと同じ数だけいらっしゃるということですから、とある療育センターでは、親向けのカミングアウト講座があります。
発達障がいの子どもに告知をする親が、その子に合ったタイミングと説明方法を学ぶ講座です。
その内容は、
人には、右利きの人と左利きの人がいる。どちらかが優れていて一方が劣っている、というものではない。と言う話から、
誰にでも苦手な事と得意なことがある。という話につなげていくといったように、
「その子が障がいを自分の特性として、自分を責めることなく受け入れることができるような伝え方」を親が学ぶというものです。
ちなみにこの講座は、保険適応外ということもあってかなり高額です。
他にそういったことを学ぶ方法として書籍やネットも多数ありますが、発達障がいはひとり一人その特性が違います。
自分たち親子に最適な時期や伝え方を指導してくれる専門家のアドバイスが欲しいと私は願います。
私の他にもこういったサポートを必要としている親はたくさんいると思うので、自治体から福祉サービスの一環として、発達障がいの子どもを持つ親を対象とした支援も、行ってもらえたと切に願います。