~ADHDは脳内ホルモンが足りない~
先日ADHDについて理解を深めたことを記事にしました。
娘はADHDの診断がつくかどうか、判断しかねる程度のグレーゾーンです。
でも主治医の先生からは投薬の話もあり、気になったので調べてみました。
みなさんのお近くにも、ADHDの方やその傾向のある方がいらしたら、薬を飲んでいる方もいると思います。
その方への理解を深めていただければ幸いです。
とてもシンプルにまとめているので、専門的には説明不足のところもあると思いますがご了承ください。
薬の種類
今、日本でADHDに処方される薬は「コンサータ」と「ストラテラ」の2種類です。
①コンサータ
脳内ホルモンの「ドーパミン」の働きを活性化します。
効き目は即効性があります。
飲む量とタイミングを調整することで、自分に合う服用方法を見つけるられると効果的です。
②ストラテラ
脳内ホルモンの「ノルアドレナリン」の働きを活性化します。
持続的に服用することで効果が現れます。
効果が出るまでに1~2カ月から半年以上かかる場合もあり、コンサータより副作用は弱いとされています。
どちらの薬にも副作用があり、食欲低下、疲れやダルさ、吐き気や頭痛、チック(まばたき)といった症状が、人によってはいくつも現れます。
薬が効くメカニズム
そもそもADHDに効く薬は、どんな作用でその効果を発揮しているのか。
その仕組みが知りたいと思ったところ、わかりやすい動画がありました。
動画を要約します。
ドーパミンは、勝負事に勝ったり、夢中になって楽しんでいたりする時にたくさん分泌されますが、普段から一定量は分泌されています。
一定量分泌されることで、集中して物事に取り組んだり、自分の気持ちを自制したりすることができます。
この普段のドーパミンの分泌量が、ADHDの人は定型発達の人より少ないために、気が散りやすく注意不足になります。
集中しようと努力してもできないのは、努力不足ではなくてドーパミンの分泌量が足りていないのです。
またADHDの人は、自分が好きな物事に取り組んでいる時は、定型発達の人よりも大量のドーパミンが分泌されるため、
集中しすぎて他のことが目に入らない。声をかけても耳に入らない。という一面もあります。
このようにドーパミンの分泌量に振り幅があるのがADHDの特徴です。
そのため、ADHDの人が、仕事やテスト勉強をするといった集中する必要があるときに「コンサータ」や「ストラテラ」を服用すると、
足りないホルモンが補充されて、しっかりと取り組むことができるのです。
実際に服用されている方の感想では、薬が効いている間は頭の中かスッキリして、今やりたいことに集中できるそうです。
まとめ
薬の服用によってADHDが改善されるわけではありませんが、日々の生活を過ごしやするすることができます。
できない自分に自信を無くすことなく、本来の能力を発揮できるようになるので、必要に応じて服用するのも選択のひとつです。
ただ副作用のある方が多いようなので、自分に合う薬の種類と服用頻度や量を見つけられるといいですね。