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ADHDの子どもの見分け方

〜大人の気持ちの持ちよう〜

娘がADHDと診断されて半年くらいになります。

その間にADHDについて理解を深めたことをまとめます。

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ADHDとは、注意欠陥多動性症候群といい、

注意欠陥(不注意)や、多動性(落ち着きのなさ、衝動性)のある人のことです。

 

娘は多動性はなく注意欠陥だけですが、どちらかだけでも診断は付きます。

日常的に忘れものが多い、気が散りやすい、集中できないといった特性があります。

 

この特性の度合いは、

ADHDーRS 評価スケール」を使うと数値で把握できます。

 

 評価スケールにある18問の質問に答えると、パーセンテージで度合いがわかります。

 

「課題や活動を順序立てることが難しい」

「他人を妨害したり、邪魔をする」

といった質問に対して、

 

・ない、ほとんどない=0点

・ときどきある=1点

・しばしばある=2点

・非常にしばしばある=3点

 

この中から当てはまるものを選んで点数を合計します。

合計点数をスコアシートからパーセンテージに変換し、「多動性」と「不注意性」それぞれの数値を見ることができます。

 

そして「多動性」と「不注意性」の平均値がADHDの度合いを示す値になり、90%以上でADHDの診断がつきます。

 

この評価スケールが、回答する人によって結果がずいぶん変わるのです。

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娘の場合は以下の通り。

「回答者」=ADHD数値(その内、不注意性数値)を表しています。

 

「私」=92%(97%)

 

「療育の先生」=82%(90%)

 

「小学校の担任の先生」=70%(63%)

 

この結果から見えてくることがあります。

 

小学校という集団の中にいると、注意欠陥の特性が目立たないのです。

多動性の生徒もいますから、先生はそちらに気がいきます。

忘れ物が多いくらいは1年生ではさほど問題になりません。

 

ですが療育の先生は少人数で見ていますし専門家なので、その特性をしっかりと見極めています。

でも娘も外では気をつけているので、点数としてはそこそこ。

 

私が付ける点数は娘の素の姿ですから、忘れものだらけのやりっぱなし大将で、しっかりと点数がつきました。

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発達障がいの専門医はこう説明してくれました。

 

回答者3人の中で2人以上に90%以上があった場合に診断がつきます。

娘は注意欠陥だけのADHDの傾向があり、診断が付くかどうかはグレーです。

 

このタイプのお子さんは学校でもさほど問題視されないので、幼少期に医療機関を受診する方はほとんどいません。

 

多くは大人になってから、自分で違和感を感じて受診し、グレーだと診断される。もしくは受診しない方もたくさんいます。

 

とのことでした。

 

昨今よく言われる「大人の発達障害かも」という方の幼少期は、きっと今の娘の状況なんだろうと思います。

 

ADHDの度合いが低い人ほど、見分けるのは難しいようです。

環境によっても大きく変わります。

 

ですから、多動性や衝動性、不注意性のある子どもに対しては、ADHDの傾向があるかもしれない。

という風に受け止めるといいと思います。

 

本人の努力が足りない訳ではないと思えば必要以上に叱ることなく、支援できると思うのです。

 

適切な支援をすることで、その特性は目立たなくなる。ということにつながります。

 

子どもはたくさん褒めて認めて、自信をつけて欲しいです。

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