~娘と夫は同じ障がい~
発達障害の娘が最近、自閉症スぺクトラムに加えてADHDの診断が付きました。その時のことを綴ったブログがこちらです。
ADHDの診断が付いた今年の7月の時は、医師の診断に少し疑問を残していました。しかし今は大いに納得しています。ADHDの特性を考慮すると、娘の言動はとても予測できるものになったからです。
例を2つお話します。
①娘が今、何をしているか(=どれくらいそれに集中しているか)によって、私の声掛けが耳に入るかどうかが変わります。たとえ返事が返ってきたとしても、実際はまったく聞いていないことがあることを知りました。
②明日の学校の準備をするときに、時間割表を声に出して進めると、ママとのおしゃべりに発展していつまでたってもできません。準備が終わるまでは黙々と進めた方がスムーズにできます。
このように特性を知ることは大切だとつくづく思っている今日この頃です。そんな中でふと気づきました。この特性は夫と同じだということに。
夫もそれは自覚していました。ADHDの診断が付いたことを知った時、自分と娘の似ている部分に診断が付いたことを理解していました。
ですから夫は娘の様子を見ていて、「返事をしていても耳に入っていない」か、「ちゃんと聞いて理解できている」かの区別がつきます。娘の姿を見ているとどちらなのかはよくわかるそうです。私にはその違いがわかりません。
「返事をしていても耳に入っていない」というのはどういうことなのかと夫に聞いてみると、
話は聞いているけれど、頭の中では違うことを考えていて、それをやめることがどうしてもできない。相手の話を聞きたいと思っていても、今気になっていることが頭の中を巡るから、相づちは打てるけれども理解はできない。ようするに、日常的に「心ここに在らず」になるようです。
夫に出会った時から夫はそうなので、私はそういう人なんだと思って怒ったり責めたりはしません。でも娘には、ちゃんと人の話を聞きなさいと叱ることがあります。でもこれは、本人の努力ではどうしようもないことなのかもしれません。ならば叱られるのはかわいそうなことです。
夫のおかげで娘の言動について理解を深めることができました。それと同時に、今の夫の姿に、娘の将来が見えるように思います。それについての続きは明日のブログで綴りたいと思います!