~笑顔を作る天然パワー~
先日、祇園祭へ行った時の話です。保育園時代に2学年上のクラスにいた男の子に2年ぶりに会いました。お父さんやお母さんとも行事や役員で面識があり、お互いに久しぶりの再会を喜びました。
会っていなかった2年の間に、第二子が誕生していました。念願の女の子です。
生後半年になった娘をお父さんが両手で大事そうに抱いて、家族4人でお祭りに来てました。
「久しぶり〜!」と私が声を掛けると、振り向いて「あぁ、どうも!」と応えたお父さんの表情が、見たこともない笑顔でした。続いて振り向いたお母さんも優しく微笑んでいます。
私がこのご夫婦に対して持っていた印象は、「人見知りで構えている。あまり笑わない。特にお父さんは挨拶もせずいつも少し離れた所にいる。」というものでした。
ですからこの笑顔を見たときは本当に驚きました。お父さんが私の目を見て笑ってくれたのは初めてですし、お母さんが見えない壁を作らずに接してくれたのも新鮮でした。
話題はもちろん、愛娘のことです。
お兄ちゃんとは8歳の年の差なので、ヤキモチもなく妹を大切にしているようです。
お母さんにとってお兄ちゃんは初めての出産と育児で不安も多かったことでしょう。けっこうヤンチャな子なので、成長するほど手を焼いているようでした。
その子も小学3年生になって落ち着いていました。そんな時に授かった第二子が女の子です。もう、可愛いしかないでしょう。
お母さんの気持ちの余裕 + 愛娘の愛らしさ = お父さんお母さんの大きな笑顔
これがお兄ちゃんの落ち着きにもつながっていると思います。
少しの時間の立ち話でしたが、私も心がほっこりしました。赤ちゃんの透き通る瞳がきれいで、家族みんながこの目に癒されているんだなと。
周りの人を笑顔にさせる、赤ちゃんの天然パワーは偉大ですね。