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脱キャリアウーマン、育児でしっぽり、ほっこりと♪

普通級についていけるかどうか

~5歳から6歳の成長ぶり~

娘の小学校で、春に入学してから2度目の授業参観がありました。

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前回の初めての時は、娘も私もパパも、みんなでドキドキしていました。でも今回はみんなで慣れたもので、特に変わったこともなく、面白ろエピソードもなく、穏やかに過ぎていきました。 

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その中で、ひとつ思い出したことがあります!

 

ちょうど1年前のこの授業参観に私はひとりで参加していました。「学校公開日」という名目でもあり、入学を控えた父兄も参加できるためです。
 

1年前の今頃は、娘は発達の遅れがまだ色濃く、「普通級」に入学させるか、それとも「支援級」か、とても迷っていた時期でしたので、実際に1年生の様子を見られる貴重な機会でした。

 

そして1年生の授業を参観して、とても驚いたのをよく覚えています。

 

図工の授業でした。先生は手本を見せながら、次々と口頭指示で作り方を説明していきます。それをよく見て聞いて、丁寧に手を動かさないと上手く作れません。

 

娘にはとてもついて行けない授業だ。そう強く思いました。

お友達の話し声や父兄の存在など気になる情報がありすぎて、自分のやるべきことに集中できるとはとても思えなかったからです。

 

図工は2限続いて行われて作品が完成します。1限は45分なので、放課を挟んで1時間半も集中して切ったり貼ったりを続けるのです。

 

普通級に入学する課題がたくさん見えました。

・課題をこなすことに集中する。

・目と耳の両方で必要な情報を集め、他児から遅れないスピードで進める。

・途中で他事をしない。

・他児のジャマをしない。

・最後まで取り組み、完成させる。

 

これらのスキルがないと普通級ではやっていけない。そう思うと、「支援級」という選択が優勢だと考えていたことを鮮明に思い出しました。

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しかしその後、療育や保育園の先生のサポートのおかげで娘の成長は徐々に他児に追いついていき、今は普通級で問題なく過ごしています。

 

娘は年長さんの時に人との関わり方が大きく広がりました。会話のスキルや情報を選択・処理する力がたいへんに伸びたのです。それは急に伸びたのではなく、それまでの経験が実際の言動につながったのです。

 

今回の授業参観は授業の内容は1年前とまったく同じでした。クラスの中には工作が苦手な生徒もいて、先生が個別にフォローをしていました。娘はそういった場面もなく、自分の力で十分にこなしていました。

 

子どもの成長スピードには個人差があり、強い個性は時に障害に見えることもあります。それに対して医師が診断名を付けることもあります。

 

でも、どの子にも必ず好きなことや得意なことがあります。幼いころは、他児と同じようにできることにフォーカスするのではなく、その子の特性がのびのびと生かされるようにすることが大切だと思います。

 

それが結果的には、その子の持っている能力を引き出すことになると思います。

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他児と同じようにできないことに親はとても焦ります。でも、親や医師が思っている以上に、子どもの潜在能力は計り知れないものがあります。

 

2度目の授業参観は、子どもの成長についていろいろと思いめぐらす時間でした。

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