~経験が成長を促す~
今日は娘のこの一年を振り返ってみたいと思います。
結果から言うと、「自閉症スペクトラム」「発達遅滞」これらの診断名が取れたので、その具体的な経緯です。
2018年1月
ソリ限定のゲレンデで、ソリ遊びを覚えました。
顔が濡れることが大の苦手だったのが、楽しさが上回って克服できました。
2月
スキーデビューしました!
テレビで見る選手の滑りと自分の違いを知り、練習すると上手くなることを学び、スポーツに興味を持ち始めました。
3月
歯医者へ通い始めます。
とにかく怖い。それでも発達障害児に理解のある先生のおかげで、少しづつ慣れていきます。
4月
年長になりました。年長ならではの役割がいろいろあり、張り切りすぎて疲れることもありました。でも下級生を思いやる心は急速に芽生えました。
園遊会へ着物で出掛けました。装うことの楽しさを体験することは、人の目や反応を観察することにもなり、広い意味で社会性が養われたかも。
5月
チアダンスを始めました。可愛い服にポンポンを持って踊るのが楽しくて仕方がありません。
この頃から、嫌なことに対してNoを言えたり、他のお母さんに自分から話しかける姿が見られるようになりました。自信を持つことは、成長を促してくれるものだと知りました。お友達と一緒にやると楽しい。ということも実感したようです。
6月
小学校を見学。入学予定の学校の授業風景を見て、早く自分も通いたいと言いました。
この時、支援級ではなく普通級へ行きたいと言いました。たくさんのお友達と一緒に過ごしたい。と思ったようです。
7月
初めてのキャンプ。お友達家族と1泊旅行するのも初めてで、楽しい思い出になりました。
身なりに関して、お友達と同じがいい。という気持ちが強くなり、ズボンではなくスカートを履きたい。バックが欲しい。などと言うようになりました。
8月
チアダンスの発表があり、たくさんの人の前で堂々と踊りました。練習したように上手くできたので、これはとても大きな自信になったようです。
9月
アクアリウムや美術館へ行って、鑑賞する楽しみを知りました。絵を描いたり工作することが一層好きになり、園でも積極的に取り組むようになりました。
園では運動会の練習が行われ、お友達と協力することや競うことの楽しさを学びました。仲良しグループもできて、園に行く楽しみの幅が広がっているようでした。
10月
運動会では堂々と大きな声を出して活動できました。チアダンスの経験が生かされたように思います。
クラスのお友達とも上手くコミュニケーションが取れるようになり、大きな成長を感じました。
11月
主治医より、診断名が取れたことを告げられます。知能検査も良い点数がでました。
小学校も普通級へ進むことが決まり、ホッとしました。
12月
これまで最も苦手としていた、「聞く力」がついてきました。
先生から全員へ向けた口頭指示が複雑になっても、すべてを理解して覚えられるようになりました。
これには、2年以上続けている個別療育と言語訓練がとても有効でした。
こうして振り返ると、様々な経験や体験によって、この一年でほんとうにたくさんの「苦手」が克服されました。
それが、診断が取れる。という結果につながったように思います。
来年も引き続き、好きなことはどんどんやらせて、苦手なことはできなくても焦らずに、見守りたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。