命の大切さ
~生と死は紙一重~
先日、娘が夜に嘔吐を始め、夜間救急へ行った。
そこで居合わせた人たちの話。
待合室へ行くと、警察官や他の公務員らしき人が5~6人、忙しく話していた。
事件か事故か?と思っていると、
10代後半の男の子が(ここでいいのかな?)という感じで入ってきて、受付でなにか問い合わせた。
自分の事は、「友人です。」と答えていた。
受付の人は、「ご家族の方をお呼びしますので、掛けてお待ちください。」と案内した。
少しすると、40代のご夫妻と10代前半の女の子の3人が、悲痛な表情で待合室へ来て、
4人で急ぎ足で出て行った。
それから1時間ほどが過ぎ、娘の診察を終えて薬を待っていると、先ほどの男の子が涙をぬぐいながら入ってきて、居残っていた警官へなにか尋ねた。
警官は、「終わりましたらご遺族のもとへお返ししますから、待っていてください。」と答えた。
この言葉にビクッとした。
先の家族にとって大切な、大切な、誰かの命が・・・。
先の悲痛な表情の中に、いろんな想いが見て取れた。
それを思い返すだけでも胸が締め付けられる。
若い男の子の、突然の不幸だったのだろうか。
その男の子は、今日の夕方までいつもの笑顔を見せていたのかもしれない。
突然の不幸は、いつ自分の身に起こるか、自分の大切な人に起こるかわからない。
………。
平凡な毎日は、かけがえのない大切な日々である。
娘の嘔吐は、胃腸風邪か食中毒かで、じきに治るものだった。
これについては明日また書きたい。
命のあることに感謝して。
一日一日を大切に。